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冬の雨 [自宅]

12月17日(水)

夜勤明け。
雨がしとしと降り、寒い。
帰りがけ、牛丼屋に寄り朝飯。
食い終わった頃に、客が入ってくる。
メニューを見ながら、これは何?、これはどうゆう意味と、店員に質問している。
注文が決るのを待ってから、こちらはお勘定。
駅は、すぐそこ。
傘もささずに駆け込む。
上りの電車は行ったばかりのようで、ホームから人が降りてくる。
次の電車まで、たいした待ち時間じゃあない。
が、ホームで待っていると、さすがに寒い。
冬の雨は嫌いだ。

北久里浜で降り、傘もささずに平坂書房に駆け込む。
注文していた「湯けむりスナイパー」の5巻と6巻を、受け取るためだ。
ここから家までは、さすがに傘をさす。
本はぬらさないよう、上着の下に抱え込んだ。
シャワーを浴び、布団に入って読む。
まず5巻から。
あれ?これ読んだことあるぞ、それも最近。
しょうがないなあ、と6巻に進む。
あれれ?これも読んだことがある。
なんじゃ、こりゃあ。
ぐったりして、眠りにつく。
ぐうぐう眠っていると、電話が鳴る。
仕事で何か不始末があったかと、あわてて電話に出る。
何かの売込みらしく、テープの音声が流れている。
ううう、なんてこったい。
もう一回寝ようっと。
でも、横になっていると、どんどん目が覚めていく。
しょうがない、起きるか。
布団に入ったまま、あらためて「湯けむりスナイパー」を読む。
後で調べたら、5巻はこの間買ったばかりだった。
たぶん6巻は、「喫茶みなと」で借りて読んだのだと思う。
6巻の「ラッキョを漬ける」が、身に沁みる。
でも考えてみたら、おいらは捨吉と違い記憶力自慢だった訳じゃあない。
ただの、うっかり屋なのだった。

いつもなら、ここで呑みに出かけるところ。
しかし、雨が降り続いている。
冬の雨は嫌いだ。
CDをかけ、ジャックダニエルを飲む。
聴いたのは、オリバー・ネルソンの「ブルースの真実」、マイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」。
柄にもない。
「ボーダー」を読むとブルースが聴きたくなるが、「湯けむりスナイパー」の場合はジャズなのだった。
女房が帰ってきたので一旦切るが、結局ヘッドフォンでビル・エバンス「ポートレート・イン・ジャズ」。
普段めったに聴かないが、格好良い。

子供が帰ってきた。
一旦切る。
が、やはり更にCDを聴く。
なんとボブ・ディランの「追憶のハイウェイ61」だ。
これも普段めったに聴かないが、何だか格好良いのだ。


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ごろごろ [自宅]

5月8日(火)

今日は休み。
天気が良いので、布団を干す。
後は、一日ごろごろしてすごす。
昨日、あれだけ呑んだのだ。
体をいたわってやろう。
いつもごろごろしていたら退屈するだろうが、たまになら良いもんだ。
二日酔いも無い。
若い頃は、散々苦しんだのに。
これが、大人になったということか。
こうやって横になっているだけで、日の光は布団を膨らませ、体は着々と自分を修復していく。
朝食時には無かった食欲が、昼近くになるとわいてきた。
頭の中に、カツ丼と言う言葉が浮かぶ。
そうなるともう、カツ丼の事しか考えられなくなる。
口の中には、つばが一杯。
しかしここで一歩踏みとどまり、昼飯は天ざるにした。
酒呑んだ翌日、回復時には何故か猛然と肉が食いたくなる癖がある。
しかしそれは、錯覚なのだ。
食えば気持ちは良いが、回復しきっていない胃には負担をかけることになる。
まあ散々呑んだ後、深夜の食欲も実は錯覚なのだが。
昨日は、牛バラ飯なんか食ってしまった。
だいたい、つまみながら呑むほうなので、〆なんか必要ないはずなのに。

さて、今日は酒も抜こう。


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酒の名前 世界文学篇 [自宅]

2月8日(木)

ここの所、自宅で「白鯨」と言う米焼酎を呑んでいる。
私は自宅では、米焼酎派である。
以前も書いたが、たいていのご飯のおかずに合う。
米焼酎の良さは、クセの無さ。
しかしこの「白鯨」は、結構クセがある。
純米熟成焼酎の名が、ついているし。
まあそれにしても、毎日飲んでいれば慣れる程度のクセだ。
衣笠の酒屋で買った。
先日行った焼き鳥屋に、「百年の孤独」がずらりとあり、その代わりに買ってみた。
文学つながりって、やつだ。
もっとも、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」も、メルヴィルの「白鯨」も読んだことは無いのだが。

最近の酒は、凝った名前がつけられることが多い。
私も、ちょっと考えてみた。
行きがかり上、世界文学で。

まずは無難に「宝島」「巌窟王」。
ところが調べてみると、あるのだ。
「宝島」は黒糖焼酎。
「巌窟王」は、洞窟かめ貯蔵の米焼酎だ。
では「老人と海」はどうか。
これもあった。
泡盛である。

もうちょっと、過激にいってみよう。
「野生の呼び声」。
とりあえず、無いようだ。
無ろ過の生酒などに、どうだろうか。
理性が、飛びそうである。

「飛ぶのが怖い」。
これも無いだろう。
ちょっと、ためらっているようだ。

「ジキル博士とハイド氏」。
さすがに、これも無いと思う
呑んだら、人格が変わる酒。

「変身」
遂に変身してしまった。

「荒野の狼」
かなりやばい状態だ。

「空騒ぎ」
騒いでいる。

「怒りの葡萄」
怒っている。

「イワンのばか」
暴言を、はきだした。

「悲しみよこんにちは」
泣き出した。

「嘔吐」
わわっ。

「どん底」
そりゃ、そうだろ。

「風と共に去りぬ」
おいおい、後始末はどうするんだ。 

と言うことになってしまった。
一応、こんな酒は無いだろうと言うつもりで書いたが、「風と共に去りぬ」あたりはあるかもしれない。
いくらなんでも、「嘔吐」は無いと思うが。
それも判らないなあ。


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ビートルズを聴きながら [自宅]

2006年1月29日(日)

仕事を終え、早めに自宅に帰ると誰も居ない。
衣笠の中華料理屋で、チャーシューとメンマをつまみにビールと紹興酒。
家に戻ると、ビートルズがかかっている。
子供がCDを買ってきたらしい。
見ると、カーペンターズも有る。
次は、プレスリーかサイモン&ガーファンクルか。
まさか、レッド・ツェッペリンンとかディープ・パープルは無いよな。
イエスとかキングクリムゾンとか。
ジャムとかマッドネスとか。
ああ懐かしい。
懐かしがってどうする。
聞けば、学校で英語の教材として使われたのだとのこと。
先生の趣味か。
ということは、ELPは無いな。
クラフトワークも無いだろう。
ネーナもねーな。

て、おやじギャグで終わりかい。


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まだ自宅でごろごろ [自宅]

2006年1月3日(火)

太田和彦「東海道居酒屋膝栗毛」読み終える。
最後の2章(大津、京都)は、以前読んでいなかったことが判明。
と言うことは、1冊読み終えるのに、2年ちょっとかかったってことだ。
我ながら、うひゃあである。
でも、ほとんど再読とはいえ3日で1冊読み終えた。
今年は幸先がいい。

ビデオで「ひばり・チエミの弥次喜多道中」を観る。
タイトルどおり、主演は美空ひばりと江利チエミ。
それに東千代之介、千秋実がからむ。
監督は「殿さま弥次喜多」と同じ沢島忠。
昭和37年(1962年)の作品。
ひばり、チエミは江戸の芝居小屋の下足番。
麻薬の密売とその捜査に巻き込まれ、江戸を追い出される。
男姿の弥次さん、喜多さんに扮し東海道を旅の空。
行く先々で、てんやわんやの大騒動を巻き起こす。
なんせこの2人が主人公なので(特に江利チエミ)、歌って踊って笑わせる。
こてこてのミュージカルコメディー時代劇になっている。

楽しいなあ。
昔の日本の娯楽映画の素晴らしさを、つくづく思い知らされる。
前年には、アメリカで「ウエストサイド物語」が作られている。
ミュージカル映画というものの、1つのピークだったのかもしれない。
ちなみに私は「ウエストサイド」より、この「弥次喜多道中」の方が好きだ。
ここには、様々な可能性があったはずだ。
新しい時代のミュージカルコメディー映画、もっと作られてもいいのではないか。

ビデオを観た後は、散歩ついでにビデオの返却。
本屋にも寄り、本を買う。
杉浦日向子「風流江戸雀」。
新潮文庫だけども、中身は漫画。
古川柳を題材に、江戸の庶民の暮らしを描く。
この人の漫画は、はじめて読んだ。
男女の話が多く、どれも可愛らしい。
だけど、どこか妖しい感じを秘めている。
日常を描きながら、ファンタジーのような手触りだ。
時代物といっても、色々有る。

年末年始は、実にのんびりとすごさせてもらった。
ありがたい事だ。
さあ、明日からまた仕事。
張り切っていこう。


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自宅でごろごろ [自宅]

2006年1月2日(月)

昨日今日と、太田和彦「東海道 居酒屋膝栗毛」を読む。
久しぶりの再読だが、楽しい本だなあ。
装丁も美しく、正月にふさわしい。
陽の光と海の幸に溢れた、陽気な居酒屋旅。
藤沢の「久昇」などは、この本を読んで行ったのだ。

テレビでは「箱根駅伝」。
考えてみれば、膝栗毛の始めの方のコースじゃないか。
今日は天気が悪く、思いっきり影響を受けている選手もいる。
これ、箱根で折り返さないで、京都まで行っちゃったら凄いのに。
「東海道駅伝」だ。

と、ここまで書いてふと思い立ち「東海道駅伝」で検索してみた。
すると、なんと有るではないか「東海道駅伝」。
正式名称は「東海道駅伝徒歩競争」。
大正6年4月27日から3日間にかけて、行われた。
コースは、京都三条大橋から上野不忍池まで。
駅伝競争の始まりだそうだ。
たいしたものだ。

駅伝の後は、ビデオで映画。
「殿さま弥次喜多」。
主演は中村錦之助、賀津雄の中村兄弟。
それに美空ひばり。
次期将軍候補の2人が、それを嫌い手に手をとって脱走。
町人の弥次さん、喜多さんに成りすまし、恋に喧嘩に大暴れ。
からりとしたコメディー時代劇。
ほとんどドリフみたいな場面もある。
劇中、ダークダックスが歌ったりもする。
焼き芋売りの丘さとみが、可愛らしい。
中村兄弟は元気爆発だ。
シリーズ物らしいのだが、他のは観たことが無い。
機会があれば観てみたい。


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倒されても立ち上がれ 映画「ロッキー」 [自宅]

9月24日(土)

「シンデレラマン」に感動したので、DVDで「ロッキー」を見る。
自宅で、発泡酒を飲みながら、である。
普段、DVDやビデオを観る時はコーヒーなのだが、それでは酒飲みブログにならない。

それはともかく「ロッキー」。
10数年ぶりくらいに観たが、やはり良い。
地味ーな出だし。
シルベスター・スタローンはこの時は、まだ無名の俳優だったはずだ。
街角でコーラスしてる男達。
ロッキーの知り合いだから、イタリア系だろう。
昔からイタリア系の人達は歌が好きで、そういう伝統があったそうだ。
金貸しの取立て屋として働くロッキー。
港湾荷役で黙々と働くアイリッシュ系のジム・ブラドックとは好対照。
でもロッキーも心根の優しいモラリストだ。
悪い仲間と付き合っている女の子に説教したりもする。
所帯持ちのジムに比べて、ロッキーは独身で未だ若いだけに、「シンデレラマン」よりも更に御伽噺っぽい。
実際、映画の中にシンデレラという台詞が出てきたりする。
変な眼鏡をかけたエイドリアンなんて、まるで少女マンガみたいだ。
不遇の主人公が、対戦相手のアクシデントによってチャンピオンと対戦するようになるくだりなど、両者はよく似ている。
「シンデレラマン」は過去の実話だから良いが、「ロッキー」が(映画製作当時の)現代の物語として美しく成立しているのは、1970年代のアメリカの映画が持つ独特の雰囲気が有るからだろう。
うまく表現できないのだが、悪いことやつらいことも飲み込みながら、なお気高く生きようとする志の高さみたいな物を感じる。
この映画のハイライトはやはりトレーニング、特にランニングのシーンだろう。
ラスト、アポロ・クリードとの試合において、判定で敗れながらもとてつもない充足感に包まれるのは、ロッキーが勝ちたかったのは対戦相手ではなくて、まず自分自身だったからなのだ。

オオ、なんで事だ。
随分たいそうなことを書いてしまった。
なにせ最後の方は発泡酒から、ブラックニッカになっていたからなあ。
なんだか、映画好きのマスターに絡んでいる理屈っぽい酔っ払い客みたいだ。
飲み屋では会いたくないタイプだ。
気をつけよう。

今日の教訓。
映画を観るときは、酒は飲んでもほどほどに。


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