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浮世絵師、空を飛ぶ [演劇]

2019年1月27日(日)

 馬車道の関内ホールで観劇。
 観たのは横浜市民ミュージカル 横浜浮世絵物語「空飛ぶ浮世絵師の贈り物」。
 昔の仲間が出ていて、お誘いを受けた。
 チラシを見ると面白そうである。
 11時と16時の2回公演で11時の方に行った。
 当日券を買う。2500円。
 入り口は人でごった返している。
 中も一杯。
 1階席は諦めて、2階席の最前列に陣取る。
 地震が来たらと思うと、ちょっと怖い。
 幕末から明治にかけて横浜を題材にした浮世絵で活躍した五雲亭貞秀の物語。
 空の上から街を見下ろした「鳥瞰図」で話題をまいた人らしい。
 人呼んで「空飛ぶ絵師」。
 ジブリみたいだが、貞秀の引きこもりで人間関係に難のある設定が苦く全体を貫いている。
 冒頭、昔の仲間がいきなり出てきてびっくりした。
 何十年も会っていないし、席は遠かったのだが、わかるものだな。
 休憩時間にプログラムを確認。
 間違いない。
 キャスト表を観ると出演者は総勢80名くらい。
 予想に反して若い。
 小中学生だけで20名ほどいる。
 最年少は幼稚園の年長さんだ。
 後半は段々、子供ミュージカルみたいになる。
 最初の頃に設定された浮世絵師弟対決は、どうなったんだっけ。
 まあ、いいか。
 子供たちにもみな、苦い物語がある。
 演奏はライブ。
 話は多少ややこしいが、演技や歌はストレート。
 なにより表現する喜びにあふれている。
 ホールも去年改装したばかりとのことでピカピカである。
 市民ミュージカル侮るなかれ。
 初めてSETに出会った時も感じたのだが、私が知らないところで10年以上もこのような舞台が続いてきたのであるなあ。
 終演後、出口はやはり混んでいるので、アンケートを出してすぐに退出。
 昔の仲間に挨拶するのは諦める。
 この辺で13時半すぎ。
 途中15分の休憩があったが、ぶっ続けでも良かったんじゃあないだろうか。
 キャストも客も若いんだし。
 出た後、近くの中華料理屋で遅めの昼食。
 相変わらず味覚が戻らない。
 そろそろ医者に行くことも考えなくてはならないだろう。
 伊勢佐木町の有隣堂まで歩く。
 時代こそ違うものの、芝居の舞台になった街にいるのが不思議な感覚である。
 探していた本は無い。
 ネットにするか。

 家に帰り、関内ホールに観に行った件と、素晴らしい舞台だったことを昔の仲間にメールする。
 来年も観に行きたい。
 最近、SETや「熱海五郎一座」は足が遠のいていたが、人生に新たな楽しみができた。
 

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浮いてる男と、きれいなおねえさん 熱海五郎一座「男と女の浮ついた遺伝子」 [演劇]

6月29日(火)

 池袋のサンシャイン劇場に、芝居を観に行く。
 こちら側は、めったに来ない。
 途中、熊本ラーメンの「桂花」で太肉麺(ターローメン)を食べる。
 特に、どうってことは無い。
 昔、うちの近所に「火の国大将」って店があって、そこのターローメンがお気に入りだったのだ。スープも白くて、なかなか衝撃的だったのだが。
 もっとも結構前の話なので、今食べるとどう思うかわからないけど。

 芝居は、熱海五郎一座の「男と女の浮ついた遺伝子」。
 なんと、あの春風亭昇太と水野真紀のラブ・ストーリーである。
 しかし、タイトルから想像されるような艶笑コメディーではなく、なんとも物悲しいお話。
 物語の骨格は、カルト教団とそれを捜査する警察との攻防戦。
 これに2人の恋物語が絡むのだが、実は・・・・・・。
 てな感じからわかるように、よりSET色が強い物になっている。
 でも、やっぱり「熱海五郎一座」。
 この舞台は、春風亭昇太と水野真紀だからこそ成り立ったともいえるのだ。
 まあ水野真紀は、ゲストだけど。
 この二人が出ているシーンはおしゃれで、ハリウッド映画を観ているよう。
 ジャック・レモンが主役であっても、おかしくないぐらい。
 それを、リック・モラニスでリメイクしたりして。
 後、今回良かったのは渡辺正行か。
 といっても、何か凄い演技をしたとかじゃあなくて、その逆。
 いつものちゃらんぽらんキャラを少し抑えて、渋く決めるところは決める、てえところ。
 途中、東MAXにずいぶんつっこまれるのだが、正直、あれもいらないぐらい。
 今までは、渡辺正行の悪ふざけが、足を引っ張っていたと思うのだ。
 「待たせたなー」みたいなコント赤信号ネタは、もういいような気がする。
 もし使うのなら、ここぞという所で。
 たとえば、危機に陥って絶体絶命みたいな時に颯爽と現れて一言、みたいに。
 今回、ラサール石井がいないのが、逆に良かったのか。
 SETの三宅・小倉コンビはいつもどおり。
 白戸直子・丸山優子の「きんかん」コンビの歌も素晴らしかったが、これはもう当たり前。ずっとレギュラーの河本千明に注目したい。
 全体的に、一体感が生まれてきた。
 正直「伊東四郎一座」も含めて、こっちの方は大して期待もしなくなっていたのだが、これなら次も、ぜひ観てみたい。

 芝居の後は、いつもなら飲み歩くところだが、今日は帰らなくてはならない。
 でも、直帰もつまらない。
 ということで、駅のフードコートで生ビール(380円)に赤貝の缶詰(150円)。
 更に酎ハイ(350円)も呑む。
 基本的にはラーメンやカレーなど食べるところなのだが、簡単に飲むことも出来る。
 今まで気がつかなかったが、こりゃあ便利なところだ。
 帰りは湘南新宿ラインで、ばっぴゅーん。
 池袋から座れたし、こっち方面は便利になったなあ。 


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