お通しは一番右 逗子「万紫味支店」 [湘南]
2012年4月2日(月)
上大岡で「サウンド・オブ・ミュージック」を観る。
何度も観ているが、そのたびに面白い。
「私のお気に入り(マイ・フェイバリット・シングス)」が一番のお気に入り。
トラップ大佐は、顔つきも性格も嫌な奴にしか見えない。
しかし、子供たちにもマリアにも男爵夫人にも好かれているという、不思議な存在である。
軍人としての意地を通して、家族を危機に陥れても周囲の人間は協力を惜しまない。
それだけ魅力的な人間なんだろう。
色々あって逗子の「万紫味支店」。
時刻は16時少し前。
先客2人。
燗酒を2合で頼む。
今日のお通しはヒジキ。
カウンターの上には料理が並んでいるのだが、一番右の鉢だけが大きい。
そこに入っているのがヒジキである。
つまり、その日のお通しになる料理の器だけが大きいということだ。
つまみに玉ねぎのマリネを頼む。
前回のお通しとつまみを、逆にした格好である。
玉ねぎって、ビールやホッピーの伴って感じが感じがある。
しかもマリネだ。
だがこれが案外、燗酒にもいけるんだなあ。
これは前回、お通しで出たからこそ言えることなんだけど。
しかし熱燗が美味しいのも4月一杯ぐらいかな。
まあそのうち通年で飲むようになるかもしれないが。
この辺は、成り行き任せだ。
更に燗酒を一合。
これを飲み終わってお勘定。
計 1400円
燗酒一合が310円。3合で930円。
お通しを100円としたら、カウンターの上の料理は370円てことかな。
まあ、なんにせよ安いね。
カウンターの上には 逗子「万紫味支店」 [湘南]
2012年3月20日(火)
昨日、今日と、花粉の飛散はピークだ。
昼は北久里浜の「やぶそば」で大もり。
肉食や脂っこいものは避けている。
どれだけ効果があるかはわからないが、方向性としては体に害のあることもないだろう。
夕方、横須賀線に乗って逗子へ。
久々の「万紫味支店」だ。
普段は昼からぶっ続けでやっているが今日は祭日。
営業は16時半からである。
店に入ったのは16時40分ぐらいかな。
カウンターには先客が一人。
もう、すっかり出来上がっている。
私は少し奥の方に陣取った。
カウンターの上の方には、料理の入った鉢がずらりと並んでいる。
「いらっしゃいませ」
お通しと、おしぼりが出てくる。
お通しは玉ねぎのマリネ。
これはちょうど私の目の前の鉢に盛ってあるものだ。
それが小皿で出てくる。
玉ねぎの他には、少量のピーマンとサラミ。
「熱燗ください」
「大きさは」
「じゃあ、2合で」
てなわけで、やたらにごつい徳利が出てくる。
ああ、熱燗は美味いなあ。
つまみはカウンタの上の料理から、ヒジキにした。
これは小鉢で出てくる。
チョイ飲みのつまみには、ちょいと量が多いかな。
他にはきんぴらごぼう、野菜の煮もの、肉じゃがなど。
ええと、向こう側に見えるのはカブの糠漬けかな。
中々良い眺めである。
眺めは良いが、これらの料理について、どこにも表示がない。
まあ、そう高いことはないだろうけど。
ちなみに燗酒は310円。
これは1合の値段だろうから、大きいのだと620円になると思う。
これは安いね。
ただし生ビール(中)は580円で、これは高い。
上の方にある木札に書いてあるつまみはだいたい600円から800円ぐらい。
コロッケが600円だったりする。
これも大衆酒場としてみれば、高めか。
燗酒を、お代わり。
今度は一合で。
チョイ飲みなら2合でもいいのだけれど、つまみが余っているので。
これを飲み終わってお勘定。
計 1,400円
おっと、安かったね。
座敷の片隅で 藤沢「久昇」 [湘南]
2012年2月25日(土)
仕事の帰りに藤沢まで足を延ばす。
伸ばした先は、名店「久昇」。
店に入ると、カウンターはがら空きだ。
と見えたが、実は予約で満席とのこと。
7時半までならということで、座敷に上がらせてもらう。
今は5時少し過ぎなので、まるで楽勝である。
座敷も全て空いているのだが、もちろん予約が入っている。さすが土曜日だ。
まずは燗酒。一合か二合かきかれたので、二合で。
目の前に燗付け機が見えた。これなら何合だろうと速攻で出てくる。
注ぎ口は2連。上部には3本の一升瓶が付き刺さっている。
銘柄は「千代菊」というらしい。二合で600円。
ここは料理系の居酒屋なのだが、こういうところは大衆酒場感覚である。
つまみは定番のおから(400円)。
それに、メニューも見ずにカキの塩辛を頼んでみたが、今日は無いとのこと。
「ヌタはありますか」
「ええ、葱とワカメのヌタなんてどうでしょう」
「それ、お願いします」
他にも本日のおすすめの中から色々おすすめされるが、そんなに食えない。
お通しは、ゼンマイだかワラビだか。
おからも、すぐ出てくる。
少ししてヌタ。
普段はカウンターが多いのだが、座敷の片隅というのも良いもんだ。
なんだか時代劇の登場人物になったような気がする。
今は毎日、山手樹一郎を読んでいるのだ。
何人ものお客さんが入口を開けては断られている。
今のところ店内はガラガラなので、なんだか贅沢な空間である。
何せ私の座っているところは、2時間以上は誰も来ないことが約束されているのである。
二合を飲み終わり、さらにもう一合(300円)頼む。
チョイ飲みなので三合ぐらいで良い。
それも飲み終わったころに、予約のお客さんが入ってきた。
まあ私のいる場所のお客さんではないが、これを潮にお勘定。
計 2048円
ヌタは450円。お通しは200円。それに消費税。
おっと、「武蔵屋」より安く上がったよ。
この店も、月一ぐらいは来たいもんだなあ。
モザイク 「鎌倉バル」 [湘南]
2012年1月29日(日)
仕事の帰りに鎌倉で下車。
鎌倉は、横浜、衣笠のちょうど中間ぐらいである。
「鎌倉バル」についたのは、17時50分ぐらいかな。
日曜日とあって店内は混んでいる。
白ワイン(300円)に、タパスはサラダみたいなもの(100円)。
タパスに関しては、これ一品しか並んでいないので、選択の余地なし。
だんだんタパスの並ぶ時間が遅くなってきているような気がする。
カウンターの端に陣取って400円払う。
BGMはアラブ系の音楽。
鎌倉という土地のせいもあって、不思議空間である。
ちびちびとやっている間に、少しずつタパスが並び始めた。
白ワインのお代わりをし、タパスは、なんだか茶色いドロドロしたもの。
空いている時なら「これ何ですか?」と訊くこともで来るが、今日は忙しそうである。
500円玉で払って、100円お釣りをもらう。
食べてみれば、野菜の煮たもののようだ。
まあ白ワインにだから、外しちゃあいないか。
きゅっきゅと飲み食いして、時刻は18時10分。
「ごちそう様」と店を出る。
すたすた歩いて鎌倉駅へ。
ホームに上がれば、18時15分の下り電車がやってきたところ。
車内で読むのは、夢枕獏の「上弦の月を食べる獅子」。
家に帰ると、オールマン・ブラザーズ・バンドのCDが届いていた。
家族と晩飯を食べ、風呂に入り、腹筋と柔軟をする。
寝る前に、ヘッドフォンで今日届いたCDを聴く。
デレク・トラックスがギターを弾く、豪快な演奏。
電車で音楽を聴くにはなれないし、家で本を読むのもなんとなく億劫だ。
家で夕食はとりたいが、外でも飲みたい。
だいたい酒自体、昔のように多量に飲めなくなった。
なんだかんだで、このような暮らしになる。
いいちこにライム 鎌倉「映画館」 [湘南]
2012年1月16日(月)
横浜で宴会。
横須賀線に乗り鎌倉で下車。
御成通りをすたすたと歩き、突き当りを右へ。
バー「映画館」の階段を上る。
ちょっとややこしい入り口を入ると、先客が3人。
私はカウンターのはじに座る。
ちょうど他のお客さんがいいちこを頼んでいたので、こちらも便乗。
水割りで頼む。
「ライムでも入れます?」
「お願いします」
スライスしたライム入りの水割りは、なかなかいける。
客はみんな常連さん。
バーというよりも、ご近所さんの寄合スナックみたいな感じである。
映画の話など少々付き合っていただいて、水割りは4杯飲んだ。
へべれけだったのでよく覚えていないが、お勘定は2000円台だったと思う。
スクワッシュって何だ 鎌倉「鎌倉バル」 [湘南]
2011年11月10日(木)
仕事の帰りに「鎌倉バル」。
まずは白ワイン(500円)。
しばらく飲んでいるうちに、タパスが並び始める。
赤カブとカリフラワーらしき物をとり100円払う。
前回来たときは無音だったが、今日はBGMがある。
アフリカ音楽のようだ。
カウンターの中にはマスターのほかに、エキゾチックな女性。
マスター自身もなかなか個性的な風貌なので、この手の音楽はよく似合う。
白ワインをお代わりし、出ているもう一つのタパスを手に取る。
これも100円。
野菜であることは確かだが、なんだか判らない。
食べてみると、カボチャのようだ。
「これ、何ですか?」とたずねる。
スクワッシュというもので、やはりカボチャの一種のようだ。
もっとも後で調べてみると、ある種のうり科の植物の総称をスクワッシュ(もしくはスカッシュ)と言うらしい。
日本のカボチャは、ウィンター・スクワッシュ(Winter Squash)の一種になる。
ちなみに、ハロウィーンに使われるオレンジ色の大型かぼちゃが、パンプキン。
どうにも、ややこしいね。
こういうことって、いくらでもあるんだろうけど。
マスターは食材や料理に関しては、とにかく詳しいようで、しゃべりだすといくらでも続く。
興味がある人は、色々面白い話が聴けるのではないか。
ただし、いつもあわただしく立ち働いているので、じっくり話し込むというわけにはいかないだろうけど。
白ワインを、お代わり。
今度は300円だった。
メニューを見ると、ここの白ワインは2種類あって、300円のと500円の。
最初はマスターに、2度目は女性に頼んだ。
私はただ白ワインとしか言わないので、各自の判断で出しているのだろうか。
まあ注文時に「白ワイン、300円の」と言えばいいのだろうが、なんだかちょっと恥ずかしい。
タパスも基本的には100円だが、200円、300円のもある。
この間出してもらったサンマの刺身は、300円だったっけ。
並んでいるタパスには値段表などないので、手にとっていくらですかと、きく事になる。
まあ、100円だと思っていたのが200円だったので戻すなんて事は無いだろうけど。
おっと、電車の時間だ。
計 1000円
ひっそりと復活 鎌倉「映画館」 [湘南]
2011年11月3日(木)
仕事の帰りに鎌倉で下車。
「鎌倉バル」に行くつもりだが、開くまでにはまだ時間がある。
小町通りとは反対側に出てぶらぶらする。
大船に有ったバー「映画館」が、このあたりで復活しているはずだ。
場所だけでも確認しておこう。
しばらく歩くうちに見覚えのあるタッチの看板が。
ウディ・アレンの顔のイラスト。
ビンゴである。
しかも明かりが入っている。
この際だ、入ってみよう。
階段をとんとんと上って右。
店に入ると、右手前方がカウンター。
左手はテーブル席のフロア。
カウンターには先客一人。
中にはマスター。
「こんにちは」と挨拶して席に着く。
とりあえず、ビンビールを頼む。
「前に来たことありましたっけ?」とマスター。
「ええ、大船の時と、その前の鎌倉の時と」
で、「みなと」のマスターの話や、映画の話などしながら、ビールを2本飲む。
大船時代もそうだったが、ご近所さんの寄り合いバーみたいな感じ。
こういう所は、定期的に通うべきなんだろう。
開店は大体17時半頃ということで、私の場合、晩飯前の軽く一杯にはちょっとネックだ。
腰をすえて飲むつもりなら、「鎌倉バル」で軽くつまんで、ここに来るって手もある。
〆は蕎麦といきたいところだが、鎌倉の蕎麦屋は早仕舞いが多そうだ。
その点、ラーメン屋ならば、結構開いているのではないか。
おっと、そろそろ電車の時間だ。
計 1400円
バルでほろ酔い 鎌倉「鎌倉バル」 [湘南]
2011年10月28日(金)
仕事の帰りに「鎌倉バル」。
久しぶりだなあ。
店に入ったのは17時35分ぐらい。
ここの夕方の開店時間は17時30分と言うことになっているが、大体5分は押す。
案の定マスターは来たばかりで、あわただしく準備をしている。
カウンターの上にも、まだタパスは並んでいない。
でも先客が1人いる。
近所の常連さんだろう。
とりあえず私は赤ワインを頼み、代金300円を払う。
まず1種類だけタパスが並んだ。
野菜の煮たのである。
すかさずゲットして100円払う。
マスターは常連さんと話をしながら、お湯を沸かし貝を茹でる。
何かいつもと感じが違うなあと思ったら、BGMが無い。
赤ワインをお代わり。
新しいタパスは並んでいない。
「サンマ食べます?」とマスター。
「ええ」
手元のサンマをちゃっちゃとさばき、刺身にオイルをかけて出来上がり。
これで300円。
素晴らしい。
少しずつお客さんも入ってくる。
しかし、さほど混みあってはこない。
金曜日なので、勤め人ならまだ東京あたりにいるんだろう。
赤ワインをお代わり。
さっき茹でていた貝が、タパスとして並んでいる。
これも100円である。
バイ貝だったかな。
小型の巻貝で、楊枝でくりくりと引き出して食べる。
こういうつまみの構成なら白ワインだったのかもしれないが、まあ良いや。
本当はタパスの出揃った18時ぐらいに来て、あれこれ考える方が楽しいんだろうなあ。
一人なら30分ぐらい飲んで、さっと引き上げる。
せめて5時開店ならなあと思うのだが、おそらく食材の仕入れなんかも有るんだろう。
この店の驚愕の値段は、マスターの仕入れにかかっているはずだから。
こちらは、そろそろ電車の時間。
「ごちそうさま」と言って、店を出る。
代金は払ってあるので、さっと動ける。
ちなみに使ったお金は、つまみ3品にワイン3杯で、計1400円である。
うーん、地元の人がうらやましい。
日曜日の鎌倉 鎌倉「鎌倉バル」 [湘南]
11月7日(日)
横浜ではAPECの影響で警察官の姿が多い。
私は仕事だが、あまり影響は無い。
ただ昼飯を食べに街に出ると、一般の人出は少ないような気がする。
仕事の帰りに鎌倉で下車。
このあたりは、普段と変わらない。
「鎌倉バル」も結構な賑わいである。
いつも開店直後のがらがら状態の時ばかり行っているので、とまどいがある。
タパスは野菜の煮物をとり、白ワインを頼む。
両方で500円。
あれ?たぶんタパスは100円で白ワインはいつも300円だったから、合計400円ではないかなあ。200円のタパスをとっちゃったか。
後から客も入ってくる。
時間帯が違うから一概には言えないけど、やはり平日の客層とは違いような気がする。
最初は、カウンターの右側のほうに立っていた。しあし、かえって品物の受け渡しに邪魔になるような気がして、端の椅子に腰かける。
ここは別に、椅子代100円取られるようなことは無い。
最初のワインとタパスが終わり、今度は豚の骨付きばら肉を煮込んだ物をとる。
これは200円である。
また白ワインをもらうと、合計が600円。
なるほど、ワインは400円になったようだ。
それでも安いけど。
豚肉には赤ワインだったかなと、ふと考える。
まあ、これはこれで美味い。
今後の課題にしよう。
そろそろ電車の時間が近づいてきた。
「ご馳走様」と言って、店を出る。
10月の晴れた日 鎌倉「鎌倉バル」 [湘南]
2010年10月11日(月)
10月の良く晴れた日は、天に抜けるような気持ち良さ。
今年は夏が猛烈に暑かっただけに、身にしみる。
昼飯を食べた後、1時間ほど昼寝。
そりゃあ何をやっても気持ちが良いが、最高の贅沢は昼寝である。
適当にその辺に寝っころがって、起きた時に飲むコーヒーも美味い。
午後ダイエーに行き、買い物。
その足で、鎌倉の「鎌倉バル」。
開店と同時に入店。
いつもの白ワイン(300円)を飲み、準備が出来るのを待つ。
こちらがのんびり飲んでいる間に、着々と料理が盛り付けられていく。
一杯飲み終わったところで、3種類ほど出揃った。
ナスの煮物(100円)があったので、早速いただく。
どうにもナスには弱い。
白ワインをお代わり。合わせて400円払う。
ナスの煮物は和食の味付けで、たとえば「銀次」あたりなら季節的のも燗酒あたりが似合うところ。
しかしこの店では、白ワインなのである。
BGMはレゲエだし、テレビ画面に映っているのはアメリカのどっかの光景だし、なんだかよくわからないが、これはもう場の作用としか言いようが無い。
2杯目の途中でナスが無くなり、タコのマリネ(300円)をいただく。
更に白ワインを、もう一杯。
マリネは量があり、3杯2食で丁度良い。