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倒されても立ち上がれ 映画「ロッキー」 [自宅]

9月24日(土)

「シンデレラマン」に感動したので、DVDで「ロッキー」を見る。
自宅で、発泡酒を飲みながら、である。
普段、DVDやビデオを観る時はコーヒーなのだが、それでは酒飲みブログにならない。

それはともかく「ロッキー」。
10数年ぶりくらいに観たが、やはり良い。
地味ーな出だし。
シルベスター・スタローンはこの時は、まだ無名の俳優だったはずだ。
街角でコーラスしてる男達。
ロッキーの知り合いだから、イタリア系だろう。
昔からイタリア系の人達は歌が好きで、そういう伝統があったそうだ。
金貸しの取立て屋として働くロッキー。
港湾荷役で黙々と働くアイリッシュ系のジム・ブラドックとは好対照。
でもロッキーも心根の優しいモラリストだ。
悪い仲間と付き合っている女の子に説教したりもする。
所帯持ちのジムに比べて、ロッキーは独身で未だ若いだけに、「シンデレラマン」よりも更に御伽噺っぽい。
実際、映画の中にシンデレラという台詞が出てきたりする。
変な眼鏡をかけたエイドリアンなんて、まるで少女マンガみたいだ。
不遇の主人公が、対戦相手のアクシデントによってチャンピオンと対戦するようになるくだりなど、両者はよく似ている。
「シンデレラマン」は過去の実話だから良いが、「ロッキー」が(映画製作当時の)現代の物語として美しく成立しているのは、1970年代のアメリカの映画が持つ独特の雰囲気が有るからだろう。
うまく表現できないのだが、悪いことやつらいことも飲み込みながら、なお気高く生きようとする志の高さみたいな物を感じる。
この映画のハイライトはやはりトレーニング、特にランニングのシーンだろう。
ラスト、アポロ・クリードとの試合において、判定で敗れながらもとてつもない充足感に包まれるのは、ロッキーが勝ちたかったのは対戦相手ではなくて、まず自分自身だったからなのだ。

オオ、なんで事だ。
随分たいそうなことを書いてしまった。
なにせ最後の方は発泡酒から、ブラックニッカになっていたからなあ。
なんだか、映画好きのマスターに絡んでいる理屈っぽい酔っ払い客みたいだ。
飲み屋では会いたくないタイプだ。
気をつけよう。

今日の教訓。
映画を観るときは、酒は飲んでもほどほどに。


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コメント 1

kenta-ok

http://blog.so-net.ne.jp/kenta-ok/2006-03-04 スタローンもあの映画で、ロッキー同様に夢を勝ち取ったのが素晴らしい。
by kenta-ok (2006-03-05 11:26) 

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