ラッパ銃でバン 「LOOPER ルーパー」 [SF]
2013年1月16日(水)
ムービルで「LOOPER ルーパー」を観る。
監督 ライアン・ジョンソン
主演 ジョセフ・ゴードン=レビット
タイムトラベル物である。
舞台は近未来。まだタイムトラベルは実現していない。
その更に先(30年後)では実現しているが、法律では禁じられている。
ただ犯罪組織のみがこれを利用し、始末したい人間を30年前に送り込む。
そこには組織と契約したルーパーという者たちが待ち構えていて、着いた瞬間に始末することになっている。
この始末する場所というのが、大きな畑の傍ら。
ショットガンみたいなものでバンと撃つ。
しかしなんでこんなのっぱらで処刑しなければならないのか、良くわからない。
建物の中に送り込んじゃえば、秘密裏にことを運べるのに。
だいたいタイムトラベル物ってのは、こればこるほど訳が分からなくなる。
登場人物の一人が未来への影響を心配しているが、こんなシステムをつくった段階で、歴史などめちゃくちゃである。
まあそれは置いといて、この映画の見所は近未来のアメリカの風景である。
ほとんど現在と変わらず、LPレコードが回転し渋いソウル・ミュージックが流れたりする。
レコードプレイヤーが未来的。
中を走るバイクのデザインが逆に未来的じゃあなかったりとか。
「マトリックス」とか「ブレードランナー」とかに比べると、ポカーンと抜けたような空気感が味である。
これ大友克洋が漫画化したら、さぞや怖いだろうなあ。
空白が多いゆえの怖さ。
映画より傑作になったりして。
こってりいくなら楳図かずおか。
終盤の展開など、想像しただけで鳥肌がたつ。
映画の後、カレーを食べに「カレーリブズ」という店に向かうが、休みだ。
「ゴル麺」という店で、豪麺(味玉をトッピング)を食る。
こってり系は、だんだんきつくなってきている。
やはり横浜界隈でラーメン食べるなら「麺屋維新」みたいな方が良いかな。
次に行くときのために場所を確認しようと記憶をたどりながら歩き回るが、どうしてもたどり着けない。
あれれ、パラレルワールドに迷い込んだぞ。
まあ単に、ぼけてきただけかな。
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