座敷の片隅で 藤沢「久昇」 [湘南]
2012年2月25日(土)
仕事の帰りに藤沢まで足を延ばす。
伸ばした先は、名店「久昇」。
店に入ると、カウンターはがら空きだ。
と見えたが、実は予約で満席とのこと。
7時半までならということで、座敷に上がらせてもらう。
今は5時少し過ぎなので、まるで楽勝である。
座敷も全て空いているのだが、もちろん予約が入っている。さすが土曜日だ。
まずは燗酒。一合か二合かきかれたので、二合で。
目の前に燗付け機が見えた。これなら何合だろうと速攻で出てくる。
注ぎ口は2連。上部には3本の一升瓶が付き刺さっている。
銘柄は「千代菊」というらしい。二合で600円。
ここは料理系の居酒屋なのだが、こういうところは大衆酒場感覚である。
つまみは定番のおから(400円)。
それに、メニューも見ずにカキの塩辛を頼んでみたが、今日は無いとのこと。
「ヌタはありますか」
「ええ、葱とワカメのヌタなんてどうでしょう」
「それ、お願いします」
他にも本日のおすすめの中から色々おすすめされるが、そんなに食えない。
お通しは、ゼンマイだかワラビだか。
おからも、すぐ出てくる。
少ししてヌタ。
普段はカウンターが多いのだが、座敷の片隅というのも良いもんだ。
なんだか時代劇の登場人物になったような気がする。
今は毎日、山手樹一郎を読んでいるのだ。
何人ものお客さんが入口を開けては断られている。
今のところ店内はガラガラなので、なんだか贅沢な空間である。
何せ私の座っているところは、2時間以上は誰も来ないことが約束されているのである。
二合を飲み終わり、さらにもう一合(300円)頼む。
チョイ飲みなので三合ぐらいで良い。
それも飲み終わったころに、予約のお客さんが入ってきた。
まあ私のいる場所のお客さんではないが、これを潮にお勘定。
計 2048円
ヌタは450円。お通しは200円。それに消費税。
おっと、「武蔵屋」より安く上がったよ。
この店も、月一ぐらいは来たいもんだなあ。
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