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目指せロボット・マスター 「リアル・スティール」 [SF]

2011年12月14日(水)

 ダイエーで「リアル・スティール」を観る。
 時は、今からもうちょっと先の近未来。
 人間がやるボクシングはすでに姿を消し、ロボットが戦う時代になっている。
 えーつまり、リチャード・マシスンの短編「四角い墓場」の世界である。
 ただし同じなのは設定だけで、物語は全然違う。
 
 離れ離れに暮らしていた父と息子が、ロボット格闘技を通じて心を通わせていく話。
 「チャンプ」+「ポケモン」みたいな感じ。
 要は親子でリアルなゲームをやっているってことなんだけど、これでちゃんと面白い映画にしちゃうところが侮れない。
 ゲームが主題だからか、やたらに日本を意識したつくり。
 何せ、ロボットの名前が「ATOM」。
 その一代前は名前こそ「ノイジー・ボーイ」だが、全身に漢字が書いてある。
 ただし「超悪男子」なんてえ、普通見かけない言葉だけど。
 
 音声指示機能も日本語バージョンだ。
 対戦相手は、
天才プログラマーの「タク・マシド」。
 日本趣味はあるのだが、全体的に歪んでいる。
 
 21世紀になってもアメリカ人の日本観てのは、こんなもんなのかなあ。
 ATOMの、体が小さく見た目はさえないが、物まねが得意っていう設定も、そうだな。
 まあ、そういうことを気にしなければ、映画としてはすごく良くできている。
 映画の後は、京急に乗って日ノ出町へ。

 色々あって結局「庄兵衛 支店」へ。
 瓶ビール(キリンラガー 620円)に、焼き鳥はレバー(120円)、バラ肉ネギ(130円)、満州焼き(130円)を各二本ずつ。

 えー、ここで映画関係のまとめなどを。
 邦画は「探偵はBARにいる」が面白かった。
 洋画の新作は、今日観た「リアル・スティール」かな。
 「午前十時の映画祭」は、どれもレベルが高いのだが(当たり前か)「シザー・ハンズ」にしておこう。
 「探偵は・・・」以外は、SFになった。
 これは意識的に観ていたので、どうしてもそうなる。
 あんまり大がかりにならずとも、アイデア勝負なら日本でもいけるのではないか。
 たとえば「シザー・ハンズ」みたいな。
 素材としては「僕はビートルズ」なんて抜群に面白いのだが、まあこれはビートルズの曲を使わなきゃいけないので、無理だな。

 どうせ金を使うんなら、前にも書いたが「エイリアンVS忍者軍団+大魔神」が良い。
 天から飛来したエイリアンと超人的な忍者たちが、死闘を繰り広げる。
 忍者は健闘するが、エイリアンの繰り出した巨大ロボットには手も足も出ない。
 そこで登場するのが、ご存じ大魔神。
 時代に合わせて、武器もパワーアップ。
 飛び道具など使ったりする。
 大魔神投槍とか、大魔神強弓とか、大魔神二丁拳銃とか。
 投げても戻ってくる大魔神ブーメランなんてのも良いな。
 かわしたと思ってせせら笑う敵のロボットに、背後から攻撃を加える。
 しかも戻ってくる時は、ステルス機能が働いている。
 まあロボットが笑うのか、という問題はあるが、何せ作ったのはエイリアン。
 何を考えているか、わかったもんじゃない。
 しかし敵のロボットは強力で、さすがの大魔神も撤退を強いられる。
 傷心の大魔神は忍者の里で厳しい修行を積み、リベンジに挑む。
 大魔神煙幕、大魔神まきびし、大魔神落とし穴など姑息な技を次々と繰り出す。
 忍者たちも、ロボットのオイルに水を混ぜたり、女ロボットを作って誘惑させたりと、大活躍だ。
 さしものエイリアン・ロボット組みも、たまらず
天に逃げ帰るというお話だ。
 どうだろう(と言われても困るか)。


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