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ミート・ザ・イエスタデイズ 「バック・トゥー・ザ・フューチャー」 [SF]

2011年11月30日(水)

 鴨居で「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を観る。

 製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
 
 監督 ロバート・ゼメキス
 主演 マイケル・J・フォックス
 1885年の作品。
 タイムトラベル物の傑作SF映画である。

 当時アメリカの大統領は、元俳優のロナルド・レーガン。
 映画の中でも、ネタにされている。
 ちなみに日本の総理大臣は、中曽根康弘。
 ロン、ヤスなんて言葉があった。
 バブルの真っ最中で、イケイケの時代である。
 主人公の身の回りにも、日本製品があふれている。
 車、バイク、ビデオカメラ。
 この頃から、メイド・イン・ジャパンは安物の代名詞ではなく、特に若者にとってはクールな(格好いい)存在になっていったのだ。
 対して、タイムスリップした先の1955年は、徹頭徹尾アメリカンな世界。
 アメリカがいよいよ世界の覇者となり、日本製品が街にあふれかえるなど、想像もできない頃である。
 ペレケーノスも車や電気製品を描写することで、時の流れを強調していたっけ。

 音楽についても興味深い。
 まだ世の人は、ロックどころかロックンロールも知らない時代。
 パーティーの音楽は、黒人のリズム&ブルースのバンドが受け持っている。
 マーティーの演奏が、ロックンロールの誕生にかかわるあたりは、楽しいお遊びである。
 ちなみにエルビス・プレスリーは、この頃まだサン・レコードにいる。
 11月にはRCAに移籍。「ハート・ブレイク・ホテル」がチャートを席巻するのは、翌年のことだ。
 ロック・ミュージックの原点がマグマのようにうごめいていたわけで、そういう目で見るのも一興である。

 SFについては、やっぱりなんか変だよね。
 マーティーが結局過去に関与しちゃって、現代に戻ってみたら家族のキャラが変わっちゃってる。
 これって過去を変えた段階で、新たな可能性が生まれ、並行世界の別の場所に飛び込んだってこと。
 てことは、元居た本当の世界ではマーティーはただ失踪したままってことになるんじゃあないかなあ。
 ちなみにマーティーが戻った世界には、もともと住んでいた別のマーティーがいて、やはり過去へと旅立っていく。
 で、またその世界に干渉し、果てしなく枝分かれとループを繰り返すわけだ。
 まあ、いいか。
 ミュージカルと一緒で、一種のお約束事だと思って楽しむのが、正解なんだろうなあ。
 
 色々有って夕方、横須賀中央の「銀次」。

 今日は温かいので、ホッピー(450円)を頼む。
 昨日来た時は燗酒だった。
 まあ、この辺は加減である。
 つまみは海鮮サラダ(500円)。
 歴史への干渉みたいなことをスルーできるんだったら、30年前にタイムスリップして、ここで飲んでみたい。
 許された時間は1時間。
 注文などの最低限の行為以外、周囲へのかかわりは極力避ける。
 昭和の居酒屋を堪能していると、そこに事件が起きたりして。
 どうするダン吉。
 なんてね。
 
 ホッピーをお代わりして、計1400円。
 


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