エイリアンがやって来る ヤア!ヤア!ヤア! 「カウボーイ&エイリアン」 [SF]
2011年10月22日(土)
上大岡で「カウボー&イエイリアン」を観る。
土曜日の、しかも初日にかかわらず、客席はがらがら。
こりゃあ一体、どうしたことだ。
内容そのものは、なかなか面白かった。
要するに、西部劇の世界にエイリアンがやってきて悪さをし、ガンマン達と戦う話。
本当に、そのまんま。
こういうお馬鹿な企画に、大の大人達が大真面目で取り組んでいる。
まあ色々意見はあるだろうが、こういう姿勢は偉いなあと思うのだ。
まず主演のダニエル・クレイグが良い。
007より、はまっているんじゃあないか。
大体、甘さの無い悪役顔なので、スーツなど着ていると敵の殺し屋にしか見えないものね。
その点、この主人公は元々ならず者なので、ぴったり。
謎の女エラ役の、オリヴィア・ワイルドも素敵だ。
西部劇の世界には違和感があるのだが、役が役なので、それでいいのである。
頑固でタフな元軍人役のハリソン・フォードは、なんか似合わないような気がする。
一昔前なら、クリント・イーストウッドにやってもらいたかったところだ。
もっと前なら、ジョン・ウェインかな。
公開時期が「世界侵略・ロサンジェルス決戦」に続いちゃったので、ちょっと損をしているかもしれないが、エイリアン面白対決物としてはこちらのほうが上か。
やっぱり、西部劇の部分がしっかり作られているからだろうな。
日本だって、やれば出来ると思うんだが。
私が一番観たいのは「エイリアン対大魔神」。
悪政により庶民が苦しんでいる、とある藩。
しかしてその実態は、殿様にエイリアンが乗り移り、思うがままに振舞っていたのだった。
その正体に気づいた一部の人達が戦いを挑むが、なにせ相手はエイリアン。
いいようにやられてしまう。
もはやここまでと思わず流した乙女の涙に大魔神が覚醒し、大暴れの末、見事エイリアンを串刺しにする、みたいな。
ちょっと昔の方の「妖怪大戦争」みたいだが気にしない。
時代劇の部分を丁寧に作れば、結構面白いと思うぞ。
話を「エイリアン&カウボーイ」に戻すと、実は抜群に面白いのは最初の方で、後に行くほど突っ込みどころ満載。
まさかあれでエイリアンたちが地球侵略をあきらめるとは思えないものね。
それとも続編ための伏線か?
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