中トロと湯豆腐 横須賀中央「銀次」 [横須賀]
2009年12月29日(火)
今日も「銀次」だ。
からりとした良い天気。
こういう日はビールも美味いのだが、やっぱり燗酒(350円)。
つまみは中トロ(800円)。
この店のつまみの中では、最高金額。私も、初めて頼む。
なぜそんな物を頼んだかというと、「銀次」の今年の営業は今日が最後なのだ。
この間テレビでも「今、高級マグロが安い」って話をやっていたし。
800円の中トロが、高級マグロに当たるかどうかは、この際気にしない。
しかし日本人って、マグロが好きだ。しかも刺身。
刺身じゃないと、なんとなくありがた味も半減。
しかし近くでとれる魚ならともかく、遠くの海のものをひたすら刺身で食うってのは、なぜだろう。
当然美味いということだろうが、マグロだけがダントツに美味いわけじゃなかろう。
しかも食べ方は、わさび醤油一辺倒。まあヌタはあるが、マグロの酢の物なんてのは、見たことも無い。
なんとなくマグロの刺身には、ストイックなものを感じる。
まさに有り難いわけだ。
ちなみに、カツオの刺身は享楽的。
燗酒をお代わり。湯豆腐半丁(250円)も頼む。
日本人は豆腐も好きだ。
便利な食材として色々に調理されるが、やはり王道は冷奴か湯豆腐。
ここの湯豆腐はカラシが塗ってあって、その上に削り節と刻んだネギが乗っかってる。
このカラシってのが、とっぴな気がする。が、食べると案外違和感は無い。
考えてみれば、毎日納豆にカラシ入れて食べているわけで、豆腐だって似たようなもんだ。
後から調べたのだが、昔は豆腐にカラシってのはポピュラーな食べ方だったみたい。今でも中部・信越地方ではカラシ豆腐なるものが、存在するらしい。
カツオもカラシで食べていたようだし、マグロのカラシ和えなんてのもある。
こういうところじゃ何だが、自宅なら色々試せるかな。
計 1,750円
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