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日活アクション黄金期 「拳銃無頼帖 抜き打ちの竜」 [映画]

1月23日(金)

 DVDで「拳銃無頼帖 抜き打ちの竜」を観る。  
 主演 赤木圭一郎 監督 野口博志。1960年の作品。「拳銃無頼帖シリーズ」の一作目。
 赤木圭一郎演ずる抜き打ちの竜は、凄腕の拳銃使い。その割には繊細な神経の持ち主で、足を洗いたがっている。しかし回りが、それを許してくれない。西部劇とギャング物をつき混ぜたような典型的な日活アクションだ。
 豪快で天衣無縫な石原裕次郎や小林旭に比べると、赤木圭一郎は地味である。まだ20歳と言うこともあって、演技も硬い。
 しかし端正な顔立ちと独特な影にスターとしての素質を見ていた日活は、「第三の男」として売り出しに力を入れていたらしい。
 本作でも宍戸錠、浅丘ルリ子、藤村有広等おなじみの面々ががっちりと脇を固めている。これがまあ実に素晴らしい。映画全体に、黄金期の日活アクションのムードが横溢している。
 翌年、赤木圭一郎は不慮の死を遂げ、日活も徐々に傾いていくわけだが。
 


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