残暑のブルース2 川崎「丸大ホール(仮店舗)」 [川崎]
9月14日(水)
台風15号から変わった低気圧が、日本海を進む。
関東地方には、強い南の風が吹き荒れた。
昨日より暑い。
風が乾いているのが、救いだ。
今日は川崎で映画。
「サマー・タイムマシーン・ブルース」。
本広克行監督。
あの踊る大捜査線シリーズなどで有名なヒットメーカーだ。
岡本喜八監督亡き後、名前だけで観に行こうと思う唯一の人。
今回は、かなりの変化球。
夏休み。
大学のSF研。
クーラーのリモコンが壊れてしまった部室に突然タイムマシーンが現れる。
そこから始まる、みみっちくもてんやわんやの物語。
やっぱり面白いぞ、本広監督。
大作ぞろいの今年のSF映画の中で、異彩を放っているなぁ。
そういえば、昔はSF小説もよく読んだ。
ご多分にもれず、最初は星新一。
新潮文庫の「ボッコちゃん」に入っている「おーいででこーい」が印象深かった。
舞台は、都会から遠くない村。
台風によるがけ崩れで、村はずれの社が流されてしまった。
そしてそこには、直径1メートルほどの穴が。
底無しで、何でも飲み込んでしまう穴。
なかなか魅力的な設定だ。
ここから始まる騒動をもっと膨らませれば、映画にも出来るかもしれない。
スピルバーグあたり作らないかな。
本広監督でもいいぞ。
全然違う映画が出来そうだけど。
というわけで、本日の店は川崎の大衆酒場兼食堂「丸大ホール」。
丸くて中の大きな穴→ホールからの連想。
ちょっと強引かな。
京急川崎駅を出て、右前方へ行き信号を渡る。
ゲーセンの脇を進み、また信号を渡り右折。少し行った左手。
以前は古くて趣のある建物だったが、今そこはビルの建設中。
店は隣の建物の1階で営業している。
ビルが完成すれば、元の場所に戻るのだそうだ。
一度気づかずに入ってしまい、中の様子が違うので、店のおばちゃんに尋ねたことがある。
大衆酒場と書かれた綺麗な紺の暖簾をくぐり店に入る。
テーブルと小上がり。
昼の12時少し前だが、客で一杯。
テーブルに相席で座る。
小上がりでは10人ぐらいのグループが宴会中。
1人客も含め全員が飲んでいる。
刺身や肉じゃがで飲んでる人もいれば、定食やラーメンで飲んでる人もいる。
まずはビール。キリンラガー大瓶(550円)。
お通しはキュウリの漬物。
つまみはポテトサラダ(300円)と、カツ皿(550円)を注文。
すぐポテサラが来る。
刻んだキャベツが添えてあり、ボリュームもある。
キャベツにソースをかけると、ビールによく合う。
カツ皿が着たので、ハイサワー(300円)を注文。
カツ皿とは、要するにカツ丼の上の部分だけを皿に盛ったもの。
結構汁が多い。
うーんこりゃ良い。
昔ならカツ丼にビールだろうが、最近はちょっときつくなってきた。
年をとることで失ったものは多いが、得たものも多いはずだ、と思いたい。
お勘定は、計1700円。
今日は得たものの方が多かったようだ。
他にも、頼んでみたいつまみが色々。
次はビルが出来てからでも、来てみたい。
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