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初秋 「銀次」 [横須賀]

9月16日(金)

横須賀中央に着いたのは、夜の9時前。
昼間はまだ暑いが、朝夕は涼しくなった。
この時間になると、半袖では肌寒いくらいだ。

店の閉まった駅前では、ストリートミュージシャン達が演奏している。
曲はスタンド・バイ・ミー。

燗酒を飲みに「銀次」へ行く。
引き戸をカラカラと開けて店に入ると、中は人で一杯。
ちょうどお勘定を済ませ、空いた席に入り込む。
席に着く前にお通しが出てる。
今日は枝豆。
「お酒」と頼むと、目の前の燗付け機の上のお銚子がさっと出てくる。
招徳一合300円だ。
徳利が大きいせいか、もっと入っているように感じる。
普通酒だがおいしい。
つまみはアジ酢(400円)。

1人客とグループ客が半分ずつ。
1人客は黙ってのみ、グループ客はにぎやかだ。
席が一杯でも、カウンターの向こうが広いので、圧迫感が無い。
店の人間は、板さん以外はみな女性だが、めったにお愛想などは言わない。
注文の無いときは、みなそれぞれの場所できちんと立っている。
磨きこまれた店内と相まって、実に美しい光景だ。

2本目の酒と、生シラス(300円)を注文。
客は少しずつ出たり入ったりしている。
左右に余裕が出来てきた。
やはり、この方がリラックスできる。
なんせ、当方体重が80キロあるので、あまりぎゅうぎゅう詰めはつらいのだ。
周りで日本酒を飲んでいる客は、あまりいない。
焼酎のお茶割りが多いか。

3本目の酒と、湯豆腐(350円)を注文。
ここの湯豆腐は1丁丸々出てくる。
あっさりしていて、しかも腹も満たす物がほしい時には都合がいい。
湯豆腐は娘さんの担当のようだ。
目の前の大なべから、豆腐を引き上げ湯を切る。
一面にからしを塗り、多量の鰹節をかける。

この鰹節も、店でかいている。
シャッシャッという音が、良いBGMになる。
かく女性も決まっている。

初めてらしき客が入ってきて、あれこれ店の女性に話しかけている。
ういてるなぁ。

こちらはお勘定。
計1950円。

「ありがとうございました」の声に送られて、店を出る。

前回訪問記事 9月5日


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