SSブログ

雨の冬の日、みらいの再生 [自宅]

2019年2月9日(土)

 昨日、耳鼻科に行った。
 前回、味覚障害でかかってから一週間たつ。
 あまり進展がない現状を説明し、もう2週間様子を見ることにする。
 それで駄目なら大病院で検査だ。
 できれば、そういう事態にならないでほしい。
 いつもは空いている時間の薬局が混んでいる。
 インフルエンザは流行っているし、そろそろ花粉の季節でもある。
 昨日、試しにコンビニ買ったココア飲料を飲んでみた。
 甘さがビンビン来た。
 甘さは結構いけるのである。
 昨日の夕食にレンコンと高野豆腐の煮物。
 レンコンは鼻炎に効き、高野豆腐は亜鉛の含有量が高い。
 まあ色々試してみよう。
 食べなきゃ人は生きていけないんだし。

 今朝もコーヒーは味がしない。
 ソーセージは味がする。
 塩味は感じるのだ。
 とはいえ塩分を増量すれば、成人病が心配である。
 甘味に頼れば体重が増える。
 今日は休みなので音楽を聴きながらネットおよびブログの更新。
 CDは、ヴァン・モリソンの「ムーンダンス」からロス・ロンリー・ボーイズの「レヴェレーション」。
 重厚なヴァン・モリソンから、カラフルなロス・ロンリー・ボーイズに移るとパッと視界がはじけた。
 どっちが良いとかの話ではない。
 そういう味わいの違いみたいなものを感じ分けると楽しいということだ。
 ここの所、音楽を聴くのが楽しい。
 味覚の喪失を補おうとしているのかもしれない。
 ジャズ、ブルース、ブルースっぽいロック、ソウルミュージック、ラテンぽいロック。
 てなわけでサンタナの「天の守護神」も聴く。
 カラフルである。
 ネット動画でドラマ「3年A組 今から皆さんは、人質です」を観る。
 ありがちな展開になってきた。
 無茶苦茶な序盤の方が、やはり面白い。

 インスタントココアを買ってきてもらって昼に飲む。
 甘味は少ないが、飲む前からカカオの香りがビンビン来る。
 コーヒーとは大違い。
 一度味覚がリセットされて再構築されている最中なのかもしれない。
 子供が喜ぶような甘味が優先。
 生きるのに必要な塩味も、まあいける。
 大人の味であるブラックコーヒーの苦みなどは後回し。
 コーヒー飲まなくても、生命の維持には支障ない。
 日本酒や白身魚の刺身などの繊細なうまみも、まだまだ。
 こうなると面白くなってくる。
 次に来るのは、若者が喜びそうな肉の味あたりではないか。

 マイク・ジトの「グレイハウンド」を聴く。
 ブルース・ロックである。
 渋い。
 続いてサニー・ボーイ・ウィリアムスンの「ダウン・アンド・アウト・ブルース」。
 シカゴ・ブルース。
 更に渋い。
 しかし渋すぎて途中で寝てしまう。
 まだまだ修業が足りない。
 チャイムの音で目を覚ます。
 宅配便が来た。
 注文しておいたCDが届いたようだ。
 さっそく聴いてみる。
 まずはマーカス・キング・バンドの「マーカス・キング・バンド登場」。
 あれっ。予想していたよりブルースっぽくない。
 ロック寄りの演奏である。
 つるっとしたオールマン・ブラザーズ・バンドみたい。

 3曲目の「リタ・イズ・ゴーン」でやっと、おおこれだとなる。
 You Tubeで、かかっているやつだ。
 4曲目では、ゲストでデレク・トラックスが参加。
 プロデュースはウォーレン・へインズである。
 7曲目はギャラクティックみたい。
 全体的に攻撃的で、おじさんとしてはもうちょっと引きやためが欲しいところ。
 軽快な感じの9曲目で、やっと一息つける。
 10曲目はジャズっぽい。
 11曲目で、やっとイメージしていたブルースロックを聴かせてくれる。
 ゲストでウォーレン・へインズが参加。
 のりにためがあって大変結構。
 12曲目は明るく軽快。
 この辺りで芋焼酎を飲みだす。
 ストレートだ。
 お湯で割るよりも味が舌に来る。
 刺激も舌を刺すが、ちくちくするのであまり健康的ではない。

 つまみはミックスナッツ。
 アーモンドやクルミの香りが鼻に抜けていく。
 13曲目は短いシークレット・トラック。
 全体としては攻撃的で、置いて行かれる感じもある。
 なにせマーカス・キング、1996年生まれである。
 今、22歳だ。若いねえ。
 刺激は受けた。
 続いてカーティス・サルゲイドの「ソウル・ショット」。
 こちらは安心のソウル・ミュージック。
 一時期、健康を害しているという話があったが、肝臓がんも肺がんも克服しての見事なカムバックである。
 1954年生まれで、私より年上。
 おじさんの鑑だ。
 映画「ブルース・ブラザーズ」で雷に打たれたこの身としては、もっとも好みの音楽である。
 歌も演奏もはりがある。
 現代のフロントラインにはいないかもしれないが、そんなことどうでもよくなる。
 これが本物の音楽だと思う。
 調子に乗ってフォアローゼスなど飲む。
 多少ピリピリするがバーボンの味がする。
 ソウル・ミュージックが効いたのかもしれない。
 私の青春はブルースやソウルとともにあったのだなあ。
 感動してマーカス・キングをもう一度聴く。
 鼻の奥がむずむずして、くしゃみが2回でた。
 鼻水もでる。
 マーカス・キングのせいか、バーボンのせいか。
 更に飲みながら聴き続ける。
 1度目より音楽との距離が縮まった気がする。
 縮めたのはウィスキーであると思ってみる。
 夕食はカレーライス。
 カレーの味も香りも感じる。
 スパイスの香りである。
 ラッキョウの酸味もわかる。
 完全ではないが。
 前に進み始めたようだ。
 
 

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。