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ゴーゴーカレーでゴーゴーカレー 池袋「ゴーゴーカレー」 [カレーでいこう]

2012年11月14日(水)

 池袋。
 SETの第50回公演を観に来たのだ。
 芝居の前に食事。夜の公演なので晩飯である。
 行く店は「ゴーゴーカレー」と決めている。
 「カレーでいこう」を始めるにあたって、インスピレーションの元になった店だ。
 もっとも55歳と「ゴーゴー」かけたダジャレで、店には入ったことがない。
 駅と「サンシャイン」の間のごちゃごちゃとした一帯を歩き、店の場所は確認。
 しかし開演までまだ時間がある。
 食事の前に一杯やろう。

 あたりを見渡すと「ちょい飲み 呑禅」という立ち飲み屋が目に入った。
 通りの角にあり、立ち飲み屋にしてはでかい。
 看板もでかく、品書きの札がずらりとディスプレイされている。
 新しい店のようだ。
 自ら「ちょい飲み」と名乗っているぐらいで、サクッと入りやすい。ここにしよう。
 「いらっしゃいませ」
 「一人です」
 「カウンターにどうぞ」
 入って左手にカウンター。その奥が厨房。
 中央のフロアには立ち飲み用の小卓が点在している。
 私は左手奥のカウンターに陣取った。すぐ上はテレビだ。
 注文は取りに来てくれる。
 生ビールとつまみ一品のセット(500円)があるとのこと。
 ビールはサッポロ黒ラベル生。つまみは牛筋の煮込みを選択した。
 牛筋はトロトロではなく弾力のあるタイプ。
 ビールが無くなり、ジンジャーハイボール(280円)というのを頼む。
 焼酎のジンジャーエール割りかと思ったら、これが違う。
 甘みがなくすっきりはしているが、独特の癖がある。
 これなら普通の酎ハイの方が良いかな。
 まあそれはそれとして、この店、なかなか使い勝手はよさそうである。
 メインは焼き鳥とおでん。それに色々なつまみがある。
 焼き鳥は150円からとお高目。おでんは大体80円。
 飲み物は安い。
 チョイ飲みなので何本も焼き鳥食べることはないと考えると、結果的に安く上がるのではないか。
 ジンジャーハイボールを飲み終わりお勘定。
 一声かけてレジへ向かう。
 計 780円。

 さて「ゴーゴーカレー」だ。
 なんだか怪しい雰囲気の階段を地下へ降りる。
 店内は奥に細長く、左手にカウンター。右手に厨房。
 手前の券売機でチケットを購入。
 ゴーゴーカレーをエコノミークラス(550円)で。
 券をスタッフに渡し、カウンター席につく。
 結構混んでいる。
 BGMで店のオリジナルソングらしい音楽が流れている。
 「ゴーゴー」カレーとは金沢に本拠をもつカレーチェーンのようだ。
 特徴はどろりとしたルー。トッピングの豚カツ。刻んだキャベツが添えられている。
 皿はステンレス。フォークで食べる。
 さて私のゴーゴーカレーが来た。
 トッピング無しである。
 ちょっとぬるいかな。
 味もスパイシーではない。
 なんとなくあいまいな気分のまま完食。
 今度があればカツをトッピングしてみよう。

 店を出てサンシャイン劇場へ。
 SETの本公演としては2年ぶりである。
 去年は座長、三宅裕司の腰痛のため中止になった。
 去年の49回を欠番として今回が50回記念公演。
 タイトルは「上海ローズ」。
 3つに割れた上海ローズのレコード。それをすべて手に入れた物はヒット曲の世界を支配できるという。
 なんだかゲームみたいな設定に、ちょっとひく。
 でだし、三宅裕司とおぐちゃんの掛け合いもなんだか低調だし。
 しかし中盤のヒップホップダンスで目が覚める。
 それからは一気に話に引き込まれた。
 西洋7音階のうち、2番目(レ)と6番目(ラ)を抜いた26抜き音階。
 これで構成された曲は日本人の心に響くという部分が興味深い。
 そのルーツは、わらべ歌や平安時代の庶民の歌にさかのぼることができるとのこと。
 平安時代!
 「ネオ・ボーダー」とシンクロするじゃないか。
 これは、3.11をきっかけにして日本人とは何かということを考えてみた結果ともとれる。
 もっとも「日本の音楽業界はアメリカのケツばかり追いかけていないで、もっと自らのルーツに注目すべし」というメッセージには違和感をもった。
 今の私の興味が異文化のこすれあいみたいなところにあるからだ。
 意識的にカレーを食っていると、こうなる。

 さて、芝居の後はちょいと飲んでいこう。
 
池袋といえばロックバー「オアシス」。
 ロッド・スチュアートが、かかっている。
 カウンター席に座り、オールドクロウのロック。
 ロッドの後はイーグルスになった。
 カウンターの中には、前回来た時にいたバーテンダーのお兄さん。
 後からもう一人お兄さんが来た。
 マスターは、今日はいないみたい。
 オールドクロウは3杯飲む。
 
 計 2,110円

 階段を上がり外に出る。
 そういえば、この間来た時は大嵐だったっけ。
 今日は穏やかだ。
 調子に乗ってもう一軒。
 「名代 富士そば」で、肉富士そば(420円)。
 夜中にすする汁蕎麦は心にしみる。
 寒い季節なら、なおさらだ。
 その場合、高級な店は避けたい。
 屋台の蕎麦屋などあれば具合が良いのだが、21世紀の東京では無理だろう。
 蕎麦を食い店を出る。
 池袋駅で乗った湘南新宿ラインは最終だった。 


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