ブーメラン・ブーメラン ひじかた憂峰・たなか亜希夫「ネオ・ボーダー」 [本]
2012年11月12日(月)
ここ数日、体がだるい。
胃が重く、鼻がむずむずする。
例年ひく風邪の症状に似ているが、あれよりはだいぶ軽い。
花粉関係だろうか。
昼飯は「麺屋こうじ」で鶏白湯わんたん麺(850円)。
スープは鶏がらベースの白湯スープ。
さっぱりとしていながら、こくがある。
具材はチャーシュー、味玉、小松菜、きくらげ、赤紫の海藻(ふのり?)、それに当然ワンタン。
ワンタンが熱い。
それ以外は、おなじみの面々である。
その後、平坂書房で「浮浪雲」と「かながわ定食紀行 もう一杯」を買う。
帰り道は路地をのぞきながら歩く。
気が付かないうちに結構店が変わっている。
帰宅し本を読む。
それぞれ面白い。
夕食後、この間借りた「ネオ・ボーダー」を読む。
原作 ひじかた憂峰。
作画 たなか亜希夫。
あの「ボーダー」を平安末期に甦らせた、という代物。
ひじかた憂峰は狩撫麻礼である。
これはいい。時代劇をやるとは思っていなかったが、らしさは満杯。
問題は、たなか亜希夫だ。
「ボーダー」の頃とだいぶ画風が違う。
そんなことは「大川端探偵事務所」を読んでいればわかることだったが、あれは別作品だからなあ。
と、なんだかぼやき気味だが、中身はすごいぞ。
蜂須賀先輩はブーメランを操り、傀儡娘はAKBの歌を歌う。
ライブだ、バイトだ、就活だと現代語が飛び交い、もう何が何だかわからない。
それでも「のぼうの城」を観ていたので、違和感なく受け入れる自分が怖い。
小さな世界を守り抜く「湯けむりスナイパー」とは対照的に、今後の展開がまるで読めない。
本家「ボーダー」もそうだったが、あれ以上だ。
コメント 0