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お父さんの冒険「幸せへのキセキ」 [映画]

2012年6月29日(金)

 横須賀で「幸せへのキセキ」を観る。
 監督 キャメロン・クロウ
 主演 マット・デイモン
 
 マット・デイモン演ずるベンジャミンは突撃取材が売りのコラムニスト。
 半年前に愛する妻を亡くし、人生の岐路に立っている。
 街を歩けば、どこもかしこも妻との思い出がよみがえる。
 14歳の長男は問題ばかり起こしている。
 仕事も行き詰まり、心機一転引っ越しを考える。
 7歳の娘と一緒にあちこち見て回るが、どれも今一つ気にらない。
 そんな中、娘が目を付けた物件が。
 しかし不動産屋は、お勧めしたくない様子。
 とりあえず行ってみれば、土地も広くベンジャミンは一目で気に入る。
 ところがわけあり物件で、廃園した動物園と一緒で無ければ買うことができないという。
 一旦は、あきらめたベンジャミン。
 しかし、
楽しそうな娘の姿を見て一転、買うことにする。
 娘は大喜びだが、その話を聞いた息子は超不機嫌。
 だいたい彼はベンジャミンのすることが何もかも気にらないのだ。
 それはベンジャミンの方も同じ。
 二人とも妻(母)を失った悲しみが大きすぎ、それが相手の中に見えすぎるだけにいら立っている。
 それでもベンジャミンは大人なので、何とかみんなの暮らしを立ち直らせなくてはならない。
 今までは他人の冒険を取材する側だった。
 しかしこれこそが自らの冒険と定め、残っているスタッフとともに動物園再建に挑む。
 このスタッフの中に美女と美少女がいて父子にからむ。
 美女がスカーレット・ヨハンセン。
 美少女がエル・ファニング。
 終始地味な格好で役柄も真面目なのに、妙に色っぽいスカーレットは大物女優の貫録。
 エルはもう子役とはいえず、ティーンのアイドル街道まっしぐらである。
 これにベンジャミンの娘を演じたマギー・エリザベス・ジョーンズのかわいらしさもあって、地味な話に花を添えている。
 おっと、もう一人。
 ベンジャミンの亡き妻。
 ほとんどが回想シーンでの登場。
 最初ははっきりと顔が映らず、観客の興味を持たせるつくりになっている。
 女優さんの名前はわからない。
 しかし、あれだけハードルの高い登場の仕方もないよなあ。
 
 映画の後、横須賀中央の「銀次」でビールを飲む。  


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