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下町の冒険 「紙兎ロぺ」 [映画]

2012年5月18日
 数日前に飲みすぎて撃沈した。
 量よりもペースの問題だったと思う。
 いい年をして情けない。
 酒というのは経験を積んでも強くはならない。
 飲み方を覚えるだけだ。
 しかもある年齢に行くと段々弱くなるから、その経験もあてにはならない。
 気を付けよう。
 というわけで、しばし謹慎。映画を観る。

 上大岡で「紙兎ロぺ」。
 東京都葛飾区を舞台に、高校生の紙兎ロぺと紙リスのアキラ先輩が繰り広げる、ゆるくもどたばたな物語。
 元々は「TOHOシネマズで」本編上映前に流していた脱力系ショート・アニメ。
 若者言葉でかわされる日常と非日常の世界が、何とも楽しい。
 夏休み最後の一日。
 ロぺとアキラ先輩は学校のプール行ったり、近所の川で釣りをしたりして過ごす。
 しかしアキラには悩みが2つあった。
 一つは、姉ちゃんのピアスを壊してしまい、修理に出さなくてはならないこと。
 もう一つは、自由研究が終わっていないこと。
 一方、怪盗デビルキャッツとその一味が博物館に侵入し「クレオパトラの涙」なるイアリングを盗む。
 追う警察。逃げる怪盗一味。
 この二つが交錯し、やがててんやわんやの大騒動に、てな話。
 今回最大の発見は、アキラ先輩とロぺが高校生だったこと。
 だって2人のやっていることって、どう考えても小学生の行動だよね。
 特にアキラ先輩。
 夏休みには毎日ラジオ体操行っていていたり、しょっちゅう駄菓子屋でガチャガチャやっていたり。
 最大の興味の対象はスーパーボールの進化系、ハイパーボールである。
 こんな高校生いるか?

 まあ、先輩、後輩の関係が子供らしくないなあとは思っていたけど。
 だけど何の先輩なんだろう。
 部活やっているように思えないし、ボーイスカウトや暴走族にも見えない。
 もしかしたら中学まで野球やっていたとか。
 その辺は追々明らかにされるのかもしれないし、別に何のこだわりもなく続いていくのかもしれない。
 しかし、これ続くのか。
 劇場でのショートアニメはもうやっていない。
 できたら、あれを復活させてもらいたいなあ。
 ちなみにショートアニメの方は内山勇次という人が監督、キャラクター・デザイン、ほとんどの声をやっている。(例外はアキラ先輩の姉ちゃんの篠田麻里子)。
 これ、以前は気が付かなかった。
 つまりアニメ版の落語みたいなもんなのだ。
 あ、それよりもっと近いのは紙芝居か。
 だから「紙兎」なのかな。
 なんにせよ大変な才能であることは間違いない。


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