原点は縄のれん 横須賀中央「天国」 [横須賀]
2012年2月23日(木)
午前中、車の点検。
向かう車の中では、ルシンダ・ウィリアムスを聴く。
午後は腰痛治療で、整形外科へ。
整形外科てのはどこでもそうだが、無茶混みである。
車も体も手入れは必要だ。
自分でやれば金もかからないんだろうが、ここいらあたりがダメおやじである。
病院へ行ったその足で、中央に飲みに行く。
ここいらへんも、ダメおやじだな。
今までのパターンから行くと「銀次」。
しかしまあ、色々な所へ行くという方針のもと「天国」を目指す。
以前「もーり」があった金星劇場の隣は、看板もない。
去年、店を閉めちゃったんだっけ。
いつの手前で曲がっちゃうので、つい忘れていた。
長く続いた店が無くなると、街の景色も変わる。
「天国」の隣は「港や」になっている。
この二つは同じ「中央立花グループ」という系列らしい。
「港や」「亀や」「和来」「日ノ出酒場」などがそうで、関内あたりを歩いていると、あちこちに見かける。
しかし年季の入った縄のれんの「天国」は、とてもチェーン店とは思えない。
HPによると、ここが創業の地とのこと。
夕方の5時チョイすぎぐらいか。
押しも押されもせぬ大衆酒場のカウンターは6~7割の入り。
入ってすぐのところに座る。
妙にそこだけ空いてるなあと思ったら、真後ろからエアコンの温風がもろにあたる。
まあ、それぐらいのことを気にしていちゃあ、大衆酒場だの立ち飲みだのには行けたもんじゃあない。
これもまた一興である。
店に入るまでは燗酒計画だったが、ホッピーに変更だ。
3冷、焼酎大目の、いわゆる横須賀ホッピーである。
氷に関してはきいてくれるので、もちろん無しで。
つまみはソーセージフライ(350円)に、モロキュウ(300円)を頼む。
フライは時間がかかるとみて、つなぎのキュウリだったが、こちらもなかなか出てこない。
モロキュウなんてキュウリ刻んで味噌添えて出すだけだと思っていたが、そうでもないようだ。
しばらくして出てきたモロキュウは、格好よく包丁の入ったもの。
もっとも味噌は、もろ味噌ではないが。
ホッピーにキュウリなんてと、お嘆きの諸兄もいらっしゃるとは思う。
が、ホッピーも焼酎の飲み方のバリエーション。
焼酎にキュウリは合うのである。
さらにソーセージフライが登場。
串に刺さった丸ごと一本の魚肉ソーセージを揚げたもの。
アメリカンドックのバリエーションみたいで、ちょっと笑える。さすが横須賀だ。
もっとも、あんな分厚い衣は、ついちゃあいないよ。
ケチャップはないので、ソースをかけてかじりつく。こりゃあいい。
ホッピーとの相性も、ばっちりだ。
ホッピーをお代わりし、さつま揚げ(350円)も頼む。
カットされたさつま揚げに、刻んだ葱と生姜。
こちらには醤油をかける。
中で働いている女性に妊婦がいる。
そのせいか、本人も含め従業員はみんなマスクをしている。
今、インフルエンザがはやっているからなあ。
おなかに子供がいると、うっかり風邪もひけない。
酔っぱらいのおじさんは、せいぜいアルコールで消毒しよう。
そういえば、葱も生姜も風邪には効くんじゃあなかったっけ。
私が子供の頃は、焼いた葱をタオルでくるんで首に巻いたりしていた。
あれは臭くて閉口したなあ。
まあ、葱は(そして生姜も)食べる方が良いよね。
計 1940円
天国、いいですね。グループの店も以前行きましたがやはり本店が最高です。きゅうりなどの飾り切り、板さんがこだわってますよね。他のグループ店では出てこないですよ。出来る人はいないのかな。八景駅前にも和来ができましたが競争が少ないからか店が「ゆるい」ですね。天国では鳥ももの唐揚げが有名ですね。いつも頼みます。夏は谷中生姜がざるに乗っていて季節を感じます。サービス料を少し取りますがあの雰囲気は心地よいものです。銀次、中央酒場とこちらがマイフェイバリットです。
by りーまんず@たけ (2012-03-03 08:27)
コメントありがとうございます、りーまんず@たけさん。
おしゃれな系列店の中で、中央の「天国」だけが異質ですよね。
なにせ、縄のれん。
いつまでも、あのまま残してほしいもんです。
by 風車のダン吉 (2012-03-04 12:34)