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潜水艦が格好良い 「Ⅹ-MEN ファースト・ジェネレーション」 [映画]

2011年6月20日(月)

 横須賀で「Ⅹ‐MEN ファースト・ジェネレーション」を観る。
 その生き方で敵対しているプロフェッサーⅩと、マグニートーの若き日の話。
 出だしは、第二次世界大戦の真っ最中。
 この頃は、プロフェッサーⅩ(チャールズ・エグゼヴィア)も、マグニートー(エリック・レーンシャー)もまだ子供。
 チャールズは、こちらも子供時代のミスティークと出会う。
 エリックには、その後の人生に影響を及ぼす決定的な出来事が起きる。
 時は移り1960年代。
 チャールズとエリックは、もうすっかり大人になっている。
 ミスティークだけはハイティーンぐらいに見えて、これは彼女の体質のようだ。
 幼い頃から優しくしてくれたチャールズに、ミスティークは好意を抱いている。
 しかし、チャールズにとって彼女は、恋愛の対象としては見れないようだ。
 その後ミスティークは、ミュータント仲間のハンク(後のビースト)と良い感じになる。
 しかし、ハンクが自分自身の容貌を嫌っていることには、違和感をおぼえる。
 その点マグニートーは、彼女に、ありのままの自分に誇りを持てと諭すのである。
 それは、ミュータントの人類に対する優勢を信じている、という感情が言わせているとも思われるのだが。
 何だかミスティークの話ばかりになった。
 しかし、ウルヴァリンという強力な主人公が居ない分、彼女の果たす役割が重くなっているのである。
 結局これは、正解だったと思う。
 プロフェッサーⅩは真面目な分、今ひとつ面白みが無い。
 マグニートーは、善と悪の間をさまようふらふらした奴。
 アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに落ちるのと、一緒じゃん。てな気分も漂ってくる。
 ミスティークを離れて言えば、1960年代が舞台ということで、当時の風俗や社会情勢が描かれているのが楽しい。
 ミュータントの若者達が、それぞれ自己紹介をするシーン。
 黒人のエディーの番で、バックにブッカー・T&MG‘Sの「グリーン・オニオン」がかかるあたり、思わずにやっとさせれれる。
 キューバ危機も「グリーン・オニオン」の発売も、ともに1962年である。
 冷戦時代と言うのが重要な要素になっており、初期の「007」な気分も味わえる。
 ケネディー大統領も出てくるし、私より五歳から十歳ぐらい年上のほうが、そういう面では楽しめるかもしれない。
 私自身は当時子供だったので、60年代といえば「スティングレイ」や「サンダーバード」である。
 今、毎日、デアゴスティーニのコマーシャルが流れている、あれね。
 この映画でも、潜水艦のシーンが格好良い。
 かつてのスティングレイ・ファンとしては、大興奮だった。
 
 ただ、これもシリーズ化されるようだが、胸のすくような格好良いキャラクターが居ないだけに、もつかな。
 ハン・ソロの居ないスターウォーズは、結局最後まで退屈だったものね。
 まさか、ウルヴァリン再登場とか?
 
 映画の後横須賀中央まで歩き、「神豚」で小ぶた(850円)の汁なし(100円)で、トッピングに味玉(100円)もつけて頼む。
 つまり1050円だ。
 小とはいえなかなかの量で、そのあたりは発券機にも警告が出ている。
 チャーシュー(煮豚?)の脂身が多く、またトッピングのニンニクがきいている。
 後期おじさんには、いささかへヴィーであった。
 小ラーメンに、ニンニク少なめぐらいで良かったかもしれない。

 重たい腹を抱えながら書店に行き、恩田陸の「蒲公英草紙」を買う。   


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