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新橋の路地裏 新橋「大露地」 [東京]

9月9日(木)

 「銀座シネパトス」までは、新橋から歩いた。
 台風一過の晴天とまではいかないが、久しぶりに空気が涼しい。
 途中、目に付いたカレー屋でチキンカレーを食べる。
 都心は、早くから開いている店が多くて助かる。
 三原橋に来たのは、久しぶり。
 ちょっと迷ったが、なんとかたどり着く。
 考えてみれば、「シネパトス」に入るのは初めてである。

 観たのは加山雄三主演の「狙撃」と、赤木圭一郎主演の「拳銃無頼帖 抜き打ちの竜」。
 まずは「狙撃」。1968年の作品。
 いつもはさわやかな加山雄三が、クールな殺し屋を演じている。
 ヒロインが浅丘ルリ子。セクシーである
 敵の殺し屋が、森雅之。渋い。
 銃器の調達屋に岸田森。相変わらず怪しい。
 もしかしたら「湯けむりスナイパー」の源さんは、この作品の加山雄三をイメージしたのかもしれないな、てなことを考えた。
 他にも、いろんなことを考えたが、それはまあ宿題にしよう。
 
 「拳銃無頼帖 抜き打ちの竜」は、以前ビデオで観た。
 しかし、やはりスクリーンで観ると違うねえ。
 1960年の作品。
 日活アクションの真髄だ。
 その中心は、もちろん宍戸錠である。
 
 銀座で映画を観るという気分も良い。
 私は今までほとんどを、横須賀と横浜の間で生きてきた。
 銀座へは、映画か芝居を観に来るぐらい。
 まあ後は、酒を少々。
 さあ、今日も少々。
 おじさんとしては、銀座よりは新橋が落ち着く。
 てなわけでUターン。
 そういえば「回転禁止の青春さ」なんて歌があったな。美樹克彦だっけ。
 しかいまあ、古いね俺も。 

 さて、おじさんの街、新橋。
 向かうのは「大露地」。
 「居酒屋礼賛」で読んだのだが、おじさん向けの店らしい。
 16時の開店を待って、店に入る。
 ちょっと長めのテーブルが2つに、4人がけのテーブルが2つ。
 長めのテーブルの端に座る。
 正面奥が、厨房。
 先客は無し。
 店の中には年配の女性と、若いおにいさん。
 まだ色々準備中のようなので、瓶ビール(大瓶 550円)を頼んで様子を見る。
 奥に向かって左手の壁に、飲み物の品書き。
 酎ハイ、サワーのたぐいは300円。
 実に大衆酒場価格である。
 つまみの品書きは正面上方に。
 マグロなどの刺身系、メンチなどの揚げ物系、ポテトサラダや冷奴などの定番系がずらり。しかし、つまみには値段が書いていない。
 しかしまあ、この感じで高いわけは無い。
 どれにしようかな?なんて考えているうちに、2人組みの客が。
 ぱっぱと飲み物、つまみを注文している。
 しまった、先を越された。
 では、こちらも。
 冷やしナスと、ハムフライ。
 「ハムカツは2つで量があるから、サラダとハーフにしましょうか」
 「あ、お願いします」
 この手の所では、店のお勧めに従うほうが良い。
 まずは冷やしナスから。
 ああ、美味い。
 やっぱり、夏はナスだ。
 ビールの後は、酎ハイ。
 甘みの無い、ドライなタイプ。
 ここで、ハムフライ登場。
 マカロニサラダと、盛り合わせになっている。
 ハムフライはぶ厚く、4つに切ってある。
 なるほど、一人でこのボリュームはきついかもしれないなあ。
 サラダとの盛り合わせにして、正解だ。
 ドライな酎ハイに実によく合うが、別の物も試してみたい。
 ということで、今度は酎サワー。
 こちらは甘みのあるタイプ。
 好みだが、ドライなほうが飲みやすいかな。
 今度は、トマトハイも試してみよう。
 でも今日は、これでおしまい。
 横須賀線・久里浜行きの時間に合わせて、店を出る。
 通勤ラッシュ前なので、まだ空いている。
 
 家に帰って調べてみると、つまみは全品300円のようだ。


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