明日はどっちだ 横須賀「麺屋こうじ」「ヒューマックス・シネマズ8」「一銭酒場えびす」 [横須賀]
2009年9月2日(水)
北久里浜の「麺屋こうじ」で、つけ麺と餃子。
盛夏の間は、冷やし中華。今は少し暑さが緩んだので、つけ麺が美味い。
しかし、ラーメンって凄いな。日本で一般的になったのは戦後だろうが、それから変化、進化を繰り返し、21世紀の今日も衰える所を知らない。
ラーメンが人気があるのは、長引く不況のせいかとも思ったが、高度経済成長期にも小池さんはラーメンばかり食べていた。喜多方ラーメンがブームになったのは、1980年代後半、バブルの真っ最中である。よっぽど国民性に合うんだな。
これだけの存在になったのは、インスタントラーメンの存在も大きいか。家庭でも簡単に作れるし、具を加えることで、いくらでもバリエーションが出来る。これは、もう一つの国民食であるカレーもそうだ。家庭でも、街中でも、そしてアウトドアでも活躍している。山小屋ならカレー、キャンプならラーメンてな具合だ。
昼飯の後、京急に乗って汐入で下車。ダイエーの「ヒューマックス・シネマズ8」で「20世紀少年<最終章>僕らの旗」を観る。
チケット売り場に列は無かったが、席は一杯である。新型インフルエンザが流行の兆しを見せているが、あまり関係ないようだ。
映画の内容は、なんとなく判ったような、今一腑に落ちないような。
漫画ネタに関しては、原作の浦沢直樹とほぼ同世代なので、結構わかるんだが。
いまだに石ノ森章太郎や手塚治虫など読むと、とても面白い。この間某所で読んださいとうたかおも面白かったなあ。我ながら、20世紀おじさんである。
ちなみに大友克洋あたりからは、ついていけなくなっているので、ここらが境目か。
映画の後は、京急に乗って追浜の「一銭酒場 えびす」。
サッポロビール黒ラベル大瓶(450円)に、マグロスキミ(250円)。あわせて700円払ってカウンターに移る。
不況とライト志向もあって、増え続ける立ち飲み屋。
しかし、座るのが好きな日本人には向いていないのではないか、と言う意見もあった。実際立ち飲みと称しながら、椅子の使用を薦めるところも少なくない。ここもランチタイムは、椅子を使用しているようだ。
考えてみれば、椅子に腰掛けて飲み食いする事が定着したのだって、日本人にとっては最近のことではないか。昔は、靴を脱いで座敷に上がり、胡坐をかいて「ああ、やっぱりこの方が落ち着くな」って言うのが、おやじ族のパターンだったと思う。で、だいたいそういう席は、女子には敬遠されたりして。
今は、女性が1人でも呑めると言うコンセプトの立ち飲み屋も増えた。もっとも私の知る限りじゃあ、そういう店でもおやじ族が多いようだけど。
この先、景気が回復しても、立ち飲みは定着するのだろうか。
一つの店に、テーブル席と、椅子のあるカウンター席と、立ち飲みコーナーが混在するなんてのが、普通になるかもしれない。
後は、家庭で立ち飲みってのも、考えられるか。
子供のいる家庭では、家族団らんの場にアルコールは相応しくないという風潮になって、晩酌は禁止。食後の飲酒は、キッチンのそばに設けられた立ち飲みカウンターで行う。正に、キッチン・ドランカーである。
タバコも吸う人は、ベランダに立ち飲み用の小さなテーブルがあって、そこで寛ぐ。うーん、住宅のたてこんだ所では、これも問題になるかもしれないな。
スキミの後は、マグロやわらかすじ煮(200円)。透明なスープに入って出てきた。これがなかなかいける。ビールのつまみに汁物なんて、なんだか通になった気分だ。
ひと夏越えて、体もバテ気味。今日はこれでアッサリ退散。
合計 900円。
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