魚屋の2階 追浜「一銭酒場 えびす」 [横須賀]
5月7日(木)
朝から横須賀線が車両故障。連休明けの通勤通学は大混乱だ。私は休みなので、自宅で過ごす。昨日から天気も悪く、雨ばかり降っている。
午後、雨の止んだのを見計らって出かけた。
京急に乗って追浜駅で降りる。駅前の横断歩道を渡り右へ行って、鳥海病院の前を通り過ぎる。この鳥海病院と言うのもなかなかに風情のある建物だ。古い映画にでも出てきそうである。白衣を着た天地茂とか、多岐川裕美なんかがいそうな妖しい雰囲気。しかし実際に中に入ると、普通の病院だ。この町に住んでいた頃、山で捻挫して、しばらくここに通っていたことがある。
その病院の前を通り過ぎ魚屋の前を行くと、今日の目当ての立ち飲み屋「一銭酒場 えびす」の入り口がある。スイッチを押し自動ドアを開け階段を上れば、そこは案外奥行きのある店内だ。
左手のカウンターの中が厨房。少し先を左に回りこむと、ずらりと刺身の入った大型の保冷ケースがある。注文は、ここでするのだろう。
飲み物は、ホッピー(350円)。刺身は、イワシ(250円)とマグロ(200円)を頼む。
他の刺身も、だいたい200円から250円。鯨が400円だったかな。
カウンターの中には中年の男性がいるが、どうも留守番っぽい。ホッピーの事は良くわからず、常連らしきお客さんに訊いている。たっぷりの氷入りで出てきた。刺身は、あらかじめ切ってある物が、ラップのかかった皿に盛ってあり、客はそれを見て注文する。 キャッシュ・オン・デリバリーで800円。千円札を出して、200円のお釣。
保冷ケースの上の醤油小皿を一つとり、壁際のカウンターに移動。
カウンターの上には一定間隔で、テーブル拭きや醤油刺しや七味などが並んでいる。
先客は4人。店が広いので、ゆったりと呑める。今は16時頃なので、2時間も経てば恐らく満員になるのではないか。
少しして中年の女性が、カウンターの中に現れた。「ありがとう」と言って男性と交代。この人が、本来ここを仕切っているんだろう。
それではとカウンターに近寄り「ホッピー白、氷無しで」。きちんと3冷のホッピーが出てきた。つまみに牛煮こみを頼むが、連休明けでまだ出来ていないとのこと。マグロ中落ち(250円)に方向転換、600円。中落ちは人気らしく、私の頼んだ分で無くなってしまった。また補充するんだろうけど。
常連さんらしきお客さん。保冷ケースの前で、アジ刺しにするかイワシ刺しにするか迷っている。
「だったらイワシが良いんじゃないの。アジはいつでもあるから」と店の女性。そうなんだよなあ。今やイワシは貴重な存在になってしまった。
少しずつ客も入れ替わる。時間帯からして、みんな年配の男性だ。
こちらはホッピーをお代わり。タコ刺し(250円)も頼み、600円。
若い女性が入ってきた。へえ、こういう人も呑みに来るんだ、と思ったら、スタッフのようである。
ホッピー3杯呑めば、もう満足。ここらで退散しよう。
総合計2000円。
店を出ると、ザーザー雨が降っている。横断歩道までは屋根がある。渡ればすぐ駅の階段だ。信号が青に変わる。パーカーのフードをかぶり駆け込んだ。
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