つづれおり 横須賀中央「銀次」

１月２７日（火）

　午前中、衣笠のTSUTAYAに行く。歩いて20分。多少運動にもなるし、街を歩けば新しい発見もある。おや、あの店がいつの間にかこんな所に移っているとか。
　借りていたDVDを返し、新たに借りるDVDを物色する。気分としては古いアクション物。松田優作、赤木圭一郎と来たので、今度は東宝か大映か。いっそのことクリント・イーストウッドにしようかな。こうやってぶらぶらしているのは、実に楽しい。結局借りたのは「緋牡丹博徒」。
　団体さんがいてビデオを借りるつもりだったらしく、DVDしかないのに困惑している。私もおじさんなので、世の中の流れについていくのは大変である。家のテレビもブラウン管だ。とはいえ昔あれだけつぎ込んだレコードなどは、最近かけたことが無い。もったいないなあ。CDやDVDもいつまであるか判らないし、まこと世の中は諸行無常である。
　将来、映画館は残っても、レンタルショップは世の中から無くなっている可能性だってあるわけだ。

　帰りがけに町内会館に寄り、使用の予約。ところが先約があり、希望の部屋が取れない。別の部屋を確保したが、確認の為見ようとすると現在使用中である。説明はしてくれるが、現場を実際に見ないと不安である。そのうちまた来よう。
　借りたDVDを家に置き、今度は北久里浜へ。ネットで注文していた「湯けむりスナイパー」を平坂書房で受け取る。代金を払うのも品物を受け取るのも書店で行うので、おじさんにもなじみやすい。ついでに野村湖堂の「銭形平次」も買ってしまった。
　その足でバスに乗り「神子元島」に行くが、開いていない。時間は12時30分。今日は定休日じゃないのに。しかしまあ、しょうがない。こういうこともあるのだ。近くの「鉄馬」というラーメン屋で、ネギチャーシューラーメン。味玉もつけて1050円。スープはトンコツとトリガラから選べるとのことで、トリガラにした。麺も選べるので細麺にする。アッサリ派なのか、コッテリ派なのか自分でもわからない。帰りに「神子元島」の前を通ったら、暖簾が下がっていた。ううむ。

　家まで歩いて帰り「緋牡丹博徒」を観る。健さんが脇にまわっていて、それがまた格好良い。
　DVDを観た後、北久里浜の病院へ行く。最近は空いてる時間もわかってきた。食堂や床屋なら待ち時間に読むマンガ雑誌などにも味があるが、病院は出来るなら早く済ませたい。
　その後、京急に乗って横須賀中央へ行き、ユニクロでズボンを買う。久しくズボンなど買った事など無かった。しかし、あちこち擦り切れてきてそろそろ限界である。若者なら擦り切れたジーンズ等はいていてもさまになる。しかし、おじさんでは見苦しいだけだろう。おじさんてのは、たいがい衣服の買い物等苦手なものだが、靴やズボンはやはり自分で履いてみないとしっくりこない訳で、これはもう仕方が無い。

　裾上げは30分。　時間待ちで「銀次」へ。
　こういう時に、勝手のわかった大衆酒場は便利だ。
　木の丸椅子に座ると、ほっとする。
　五十肩で薬を飲んでいたので、しばらく酒は控えていた。酒を呑む時は、薬を控えたりもしてたけど。腕も上がるようになってきたし、段々普通の生活に戻していこう。
　今日も寒いので燗酒。お通しは煮物。つまみに、とこぶしの煮付け。5個で600円。貝殻の裏側（身のついてるほう）の銀色が、店の名前にマッチしている。
　これで燗酒を2本呑めば、そろそろ裾上げの出来ている時間。

　計　1200円