帰ってきたぞ 「スーパーマン リターンズ」

９月１日（金）

朝起きると、体中が筋肉痛。
外は雨。
トレッキング･シューズをはじめ、汚れたものをきれいにしなくてはならないのだが、その気にならない。

気合を入れるため、映画館に「スーパーマン　リターンズ」を観に行く。
あのスーパーマンが、帰ってきた。
もっとも、クリストファー・リーヴの映画は、観ていない。
昔のテレビは観ていたが、もう良く憶えていない。
コミックも読んでいない。
したがって、細かい設定など良くわからずに観た。
勿論普段はクラーク・ケントという新聞記者だとか、空を飛べるとか、めちゃめちゃ強いとかは知っていたけれど。

出だしは、快調。
なんだか、わくわくする。

長旅を終え久しぶりに戻ってみたら、かつての恋人（ロイス・レーン）は結婚し、子供も出来ていたことがわかる。
この辺りの呼吸は、なんだか日本映画っぽい。
渥美清か健さんにでも、やってもらいたいぐらいだ。

女には不器用なスーパーマンだが、仕事はまめ。
バリバリと働く。
ただ、あまりにも強すぎるなあ。
これでは、ドラマが生まれないではないか。
と思ったら、ありました弱点。
クリプトナイトだっけ。
ちょっと、お約束っぽいけど。
猫に弱い、月影兵庫みたい。
蜘蛛に弱い、焼津の半次とか。

全体としては、長い物語の、途中の一話を観た感じ。
まあ、スーパーマンのことを良く知らないこちらが、悪いのだろうが。

ロイスと子供の場面が多く、ドラマとしては、そちらの方が魅力的だ。
全然、スーパーマンが出ない話ってのも、考えられるな。
親子が陥る危機にも、緊張感が加わる。
あの旦那にも、もっと人間くささを加え、活躍の場も増やすと。
ただ、さわやか系にまとめなくてはならないから、その辺のさじ加減は難しいだろうなあ。

「パイレーツ･オブ・カリビアン」よりは面白いので、続編が出来たら、観てみたいのは確かだ。