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風通し 池袋「ふくろ」 [東京]

2007年10月15日(月)

池袋の新文芸座で、映画を観る。
現在、「魅惑のシネクラシックス」という特集をやっている。
今日は、「マルクス兄弟珍サーカス」と「マルクスの2挺拳銃」の2本立て。
1300円で、2本観ることが出来る。
昔はこの手の名画座、一杯あったな。
後、2番館3番館ってのもあった。
新作がロードショー館で上映された後、2本立て3本立てでかけられる。
値段も安かった。
ちなみに新文芸座では、「ロッキー・ザ・ファイナル」と「ダイ・ハード4.0」の2本立てなんてのもやっている。

客の入りは、4割りぐらい。
この間の「オペラハット」に比べると、空いている。
ゆったりと、中央付近に座れる。
やはりゲーリー・クーパーに比べたら、分が悪いか。

まずは「マルクス兄弟珍サーカス」。
観るのは、2度目。
スクリーンでは、初めて。
相変わらず楽しい。
若いカップルの歌。
グルーチョの歌。
チコのピアノ。
ハーポのハープ。
でも一番は、ハーポと黒人の子供達のジャズ。
ミュージカルが好きな人間には、マルクスブラザーズの映画は、はずせない。

次は「マルクスの二挺拳銃」。西部劇だ。
映画としては、こっちの方が良く出来てるかな。
見どころは、終盤の蒸気機関車のシーン。
疾走する列車と言うのは、実に映画向きだ。

映画の後は、酒。
またも「ふくろ」へ。
入り口の引き戸は、開けっ放しになっている。
入ってすぐのところが空いていた。
ラッキー。
座ってみると、先日とは反対側のようだ。
ホッピー(380円)を頼む。
厳密には、一合瓶入りの焼酎が190円。
瓶のホッピーが190円である。
でもホッピーと言えば焼酎、ホッピー、それに氷の入ったジョッキが出てくる。
焼酎もホッピーも、カウンターの中のラックから出され、
常温である。
追加の氷は、カウンターの所々にアイスペールに入って置いてある。

お通しは、ザーサイ。
つまみに、モツ煮込み豆腐(450円)。
この間は、ホッピーに 洋風のつまみが合う、てな感じになったが、今日は和風で。
でも和風ではあっても、和食じゃないかもしれない。
江戸時代には、モツ煮込み豆腐、無かったんじゃあないかな。
そんなこと言い出したら、キリがないか。

カウンターで呑み食いするなんてのも、うんと昔はなかったんじゃあないかな。
だいたい、カウンターって言葉自体が、横文字だし。
寿司屋や居酒屋でおなじみなのに、日本語ではなんていうのか判らない。
考えてみると、不思議だ。
テーブルってのも、そう。
テーブルの日本語は食卓だろう。
が、あまり飲食店では使われない。
ただ椅子ってのは、どこでも椅子。
チェアなんて言わない。
椅子はテーブルよりも、日本人に生活に溶け込んでいたと言うことか。
でもテーブルと椅子では、何かすわりが悪い。
対になるものが、あるはずだ。
となると、机だろう。
机に椅子なら、すわりが良い。
まず職場や学校で、机と椅子が普及した。
しかし飲食は、畳の部屋でとることが多かった、と言うことなのだろう。
私自身自宅では、テーブルで食事をしているが、考えてみればそれは最近の事だ。
昔は、ちゃぶ台やコタツで食事をするのが、当たり前だったと思う。
まあ、家にもよるだろうが。

ホッピーを、お代わり。
つまみに、イカ天婦羅(400円)。
これは、完璧に和食だな。
あれ、でも天婦羅の語源って、外来語だっけ。
ポルトガル語とか、スペイン語とか。

私の背中には、入ってきた引き戸がある。
入った時には、開けっ放し。
一度閉められ、また開けられた。
ここは、出入り口が2箇所ある。
両方開けてあると、カウンター席に沿って一直線に風が通る。
寒いと感じる人もいる。
しかし、今日は気候が良い。
外の空気が入る方を好む人のほうが、多いようだ。
だいたい酔ってくると、体温が上がるし。
私自身は、ちょっと厚着をしてきたので、外の空気が入るほうが気持良い。
風を防ぐ。
風を通す。
少しだけ、風を通す。
こういう時、引き戸ってのは便利だ。
開け具合によって、融通が利く。

計1810円

前回訪問記事 10月9日


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コメント 2

玉

いやあ、やってますねえ。おれも頑張んなきゃ。
by 玉 (2007-10-20 19:50) 

風車のダン吉

飽かず、たゆまず、コツコツと。
by 風車のダン吉 (2007-10-25 14:58) 

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