SSブログ

京急本線呑みある記 その31 生麦 立ち飲み処「じゃん×2」 [京急本線呑みある記]

2007年8月14日(火)

「しまった・・・・・・」
私は呆然と、壁の張り紙を眺めていた。

京急本線のみある記 その31は生麦。
その字ずらからして、ビールかホッピーが呑みたくなる。

夏だからしょうがないが、とにかく毎日暑い。
昨日今日は、更に輪をかけて暑い。
北久里浜の駅まで歩くだけで、ぐったりだ。
電車に乗っても、意外と座れない。
ゆったりとすることが出来たのは、横浜駅で普通に乗り換えてから。
乗り込んだ普通電車では、すっかり眠り込んでしまったらしい若い女性。
発車寸前に気がつき、飛び出していった。
連日、暑いもんなあ。
冷房の中で揺られていりゃあ、眠くもなるか。

初めて降りた生麦駅のホームは、思っていたより広々している。
が、やはりガーンと暑い。
階段を登ると、ホームにかぶさるように廊下がある。
少し歩いて、改札を出る。
右手は、JRの線路。
左手は、ごちゃごちゃとした飲食店街。
左手に降りる。
出てすぐの路地を覗くと、「焼肉大衆」がある。
「大衆」ってこのあたり、あちこちにあるなあ。
路地に入る。
立ち飲みやら、大衆酒場やらがある。
路地をぬけ、右折。
屋根のある、商店街がある。
少しでも、日陰が欲しい。
良い感じのパブがある。
だがこの時期、休みのようだ。
残念。
冷たいビールを、キューっとやりたかったのだが。
更に歩く。
歩き出すと、どんどん歩いてしまう。
キリンのビール工場らしき建物も見える。
確かビールも呑めるはずだが、1人で工場行ってもなあ。

踏み切りに戻り、線路の向こう側にも行ってみる。
向こうの町は普通だが、この踏み切りは凄い。
広大で、途中で鳴り出したら、向こう側までたどり着けないのではないか。
ちょっとした恐怖である。
帰りは、歩道橋を使った。

歩き疲れ、結局一番最初に入った路地へ。
「大衆」の向かいにある、立ち飲み屋に入る。
「じゃん」と言う名前のようだ。
オープンしたばかりのようで、店の前には花輪が飾ってある。
ホッピーののぼりも、出ている。
店に入る。
2人のバイトらしきおネエさんが、忙しく働いている。。
先客は、無し。
やっているか確認。
大丈夫である。
店の中央部に、U字型のカウンター。
壁に沿って、やはりカウンター。
全て立ち飲み。
U字型カウンターの、右側手前に取り付く。
壁の品書きをさっと見て、キリンラガー大瓶(500円)を頼む。
おネエさんが「どうぞ」と、折りたたみの椅子を持ってきた。
「どうも」と、つい座ってしまう。
いつもなら立ち飲みで腰掛けるなんて事はしないのだが、今日はなんだか疲れている。
がらがらだし、そう肩肘張ることもあるまい。
オネエさんは、どんどん椅子を置いている。
こうなってりゃあ、みんなすわっちゃうだろうなあ。

歩き疲れた体に、椅子とビールは極楽だ。
本当は新しい店なので、もっとキンキンに冷房が効いているとも思っていた。
しかし、エアコンはあるにはあるが、あまり効かせていないようだ。
その代わり、沢山の扇風機が、置いてある。
床にも、天井にも扇風機。
これはこれで、一つのやり方だな。

さて汗も引いたし、つまみを頼もう。
と、じっくり壁の品書きを見て、気がついた。
オープン記念のサービスで、生ビール(中)が、200円
通常だと、390円。
通常280円のサワー類は、100円だ。
但し、どちらも最初の一杯だけ。
「しまった」と思ったが、後の祭り。
まあ、しょうがない。
こういうことも、あるのだ。

汗も引いたし、つまみ、つまみ。
こちらも立ち飲み価格で、ほとんどが250円。
冷奴は100円である。
枝豆と牛もつ煮込みを頼む。
どちらも250円だ。

注文を聞いたお姉さんが、「オープン記念のサービスをやってます」と紙に書いた物を持ってきた。
そこには「生ビール200円云々」の文字。
うーん、一歩遅かったな。
瓶ビール呑んだあと、生ビール頼んでも200円なのとか、サワーの一杯目だけはやはり100円なのとか訊こうと思ったが、なんだかせこいようで、止めにした。
別に、サービスに頼らなくても、充分安い。

枝豆は茹でてあり、すぐ出てきた。
煮込みは、大根、ゴボウ、コンニャク、人参、インゲンなど野菜が多い。
この間行った「諸星」の煮込みとは、好対照。
でも250円だからなあ。
それに考えてみたら、この方がヘルシーだ。

瓶ビールの後は、ホッピー(390円)にする。
カウンターの外のオネエさんが、入り口近くの冷蔵庫から、グラスとホッピーを取り出す。
「焼酎お願いします」とカウンターの中のオネエさんに渡す。
受け取ったオネエさんはカウンターの中の生ビールサーバーから、グラスに液体を注ぎ込む。
おお凄い、この店は焼酎をビールサーバーで冷やしているのか、と思ったら、ただの間違いだった。
焼酎は、別のボトルに入っており、常温。
2冷である。
ううむ、ちょっとずつ惜しいな。

厨房の中から、店主らしき親父さんが出てきた。
「サービスです」と、きんぴらごぼうを出してくれた。
ありがたい。
見てると、このオヤジさんが、オネエさん達に、所々で指示を出している様子。
客が品書きをじーっと見ていたら、一声かけるといったたぐいの事だ。
但し、客に聞こえるようには、言わない。
で、言われたオネエさんは、「ハイ」と即座に実行する。
これが、なかなかすがすがしい。
たとえ最初はちぐはぐでも、そのうちこなれてくるに違いない。
教えられているのが、マニュアルではなく、仕事のコツだからだ。

少しずつ、お客さんも入ってくる。
みんな良くわかっているらしく、生ビールや、サワー類を頼んでいる。
サービス券らしきものを持っている人もいる。
あらかじめ椅子が置いてあるので、みんな当たり前のように椅子に座る。
暑い夏は、どうしてもそうなるな。

テレビでは、高校野球。
あそこは、もっと暑そうだ。

ホッピーの後は、グレープフルーツサワー(280円?100円?)。
これを呑んで、お勘定。
計1490円
(と言うことは、グレープフルーツサワーは100円)
後払い方式。

お釣とともに、ポイントカードをくれる。
店を出てからカードを見ると、店の名前は「じゃん×2」だった。
つまり「じゃんじゃん」か。
それはいいが、スタンプを全部集めるとどんな特典があるか、書いていないぞ。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。