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京急本線呑みある記 その30 京急新子安「市民酒場 諸星」 [京急本線呑みある記]

2007年8月7日(火)

京急本線呑みある記 その30は、京急新子安。

子安の次は、新子安。
降りたことはないが、あてはある。
新子安といえば、「諸星」。
大衆酒場好きには、有名だ。
雑誌にだって、載っている。
今日はもう、最初からここに行くつもりで、家を出た。
駅から近いことも、知っている。
ここのところ、連日暑い。
知らない街をあてもなく、30分も1時間も酒場を探して歩くというのも、時にはつらい事もある。
この前の子安のように、延々と屋根のある商店街が続くという幸運が、いつもあるとは限らない。

電車を降り、ホームを左に向かって歩く。
階段を登る。
高架の上に、改札がある。
改札を出て右へ行くと、JRの新子安駅方面。
左へ行くと第一京浜方面。
出てすぐの所に「諸星」はある。
今は、夕方の4時少し前。
「諸星」は4時開店。
でももう、暖簾が下がっている。
やっているようだ。
ここですっと入っても良いのだが、それでは何か寂しい。
少しでも、歩こう。
暑いから、少しだけ。
「諸星」の先、国道の一つ手前を左に入る。
すぐに焼肉の「大衆」がある。
その先も、中華料理屋があったり、居酒屋があったり。
立ち飲みらしき、焼き鳥屋もある。
但し、まだ開いていないが。
子安の国道側に比べると、飲食店濃度が濃い。
突き当りまで行き、同じ道を戻る。
さあ「諸星」と思うが、足はつい左、国道側へ。
何もないだろうと思っていたが、意外と飲み屋がある。
道の向こうにも、ある。
面白いなあ。
さてまあ、
この辺で戻るか。

いよいよ「諸星」だ。
白い暖簾をくぐり、サッシの引き戸を開ける。
これぞ大衆酒場と言う、渋い店内。
奥に細長い。
左手に、直線のカウンター。
右手は、テーブル席。
先客は無し。
長いカウンター席の、真ん中辺りに座る。
厳密に言うと、少し入り口よりだ。
普通はカウンターの中に厨房があったり、接客する人がいるもの。
だが、ここのカウンターの中は、酒棚である。
それも上から下まで、一升瓶がぎっしり。
店の奥に、中年の男性が1人。
注文を、訊きにくる。
とりあえず、瓶ビール(530円)。
出てきたのは、キリンのクラシックラガー大瓶。
つまみは、しめ鯖(480円)と、モツ煮込み(480円)。

あらためて、棚の酒瓶を眺める。
下の方は、キンミヤの一升瓶。
ラックに、入っている。
真ん中あたりは、東鏡と言う日本酒だ。
これが、一番多い。
更に上のほうには、剣菱もある。
それ以外も、幾つかある。
店の奥、高いところに、ブラウン管のテレビ。
立派な神棚も、見える。

しめ鯖は油の乗った、大衆酒場っぽい感じ。
モツ煮込みは、モツとコンニャクのみ。
ビールの後は、ホッピー(470円)。
氷入り。

少しずつ、お客さんが入ってくる。
2人組みは、奥のカウンターへ。
4人組は、手前のカウンターへ。
一人客は、4人がけのテーブル席へ。
まだまだ空いているので、ゆったりと座る。
手前のカウンターのグループは、人数が増え、カウンターを挟んで座っている。
おお、このカウンターは、そういうカウンターだったのか。
こちらに座っていると判らないが、向こう側にも椅子があるようだ。
こりゃあ繁忙時には、かなりの客が入れそうだ。
でもまあ今は、ゆったりとしている。
ちょっと予想と違った。
「銀次」や「味珍」など早めにやっている大衆酒場は、近所の年寄りのたまり場になっていることが多い。
もっとも、初めてきたので、いつもこうだとは限らないが。
私は、この早い時間の、がらんとした感じが好きだ。

瓶の中のホッピーは、半分残っている。
ナカだけ頼んだ。
最近は用心して、ナカだけと言うのはやらないようにしている。
が、たまには良いだろう。
つまみに、ハムカツ(430円)。
こちらも、コッテリしている。
正直、夏バテの50男には、ヘビーか。

もう少し、バランスよく頼めるようになりたいなあ。
ここはそのうち、また来ることがあるはずだ。

計2660円


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