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京急本線呑みある記 その29 子安「立ち飲み倶楽部 蔵」 [京急本線呑みある記]

7月25日(水)

京急本線呑みある記 その29は、子安。
いつもの事だが、まるで予備知識が無い。
とりあえず、乗り込んでみよう。

駅の改札を出ると、目の前に地下連絡通路の入り口が有る。
左手に見えるJRの線路の下を、くぐっているようだ。
駅を出た人たちが、どんどん入っていく。
向こう側には、商店街が見える。
右手は、京急の線路。
こちらは、踏切である。
まず、右にいってみよう。

向こう側は、何軒か飲食店はあるが、密度が低い。
生活臭が薄いというか。
立ち飲みできそうな酒屋もあるが、誰もいない。
まだ、夕方の4時少し過ぎ。
こちらもまだ、さほど臨戦態勢に入っていない。

駅前に戻り、地下通路へ入る。
出たところの正面には、立派なお寺が有る。
右手は、商店街。
「大口1番街」と言うらしい。
来たのは初めてだが、なんだか聞き覚えの有る名前だ。
商店街に入ってすぐ左手に、立ち飲み屋が有る。
立ち飲み屋らしく、もう何人か飲んでいる姿が見える。

ここで、一杯引っ掛けていく手もあるが、ちょっと二の足を踏む。
今日は休みなのだが、色々有って寝不足。
一杯やると、動けなくなる可能性がある。
別にそれでもかまわないのだが、ちょっと、この商店街を歩いてみたい。
なんだか、とても奥が深そうなのだ。
で、実際に歩いてみると、これが実に凄い。
行けども行けども、商店が続く。
下町らしく、焼き鳥等も売っている。
もうやっている居酒屋も有る。
生活臭が、横溢している。

ずんずん歩いていく。
大きな通りに出た。
そこを渡ると、また別の商店街が続いている。
「大口通り商店街」と言うらしい。

更にずんずんいくと、JRの大口駅前。
JRの小さな駅舎は、味わいがある。
駅の周辺を歩く。
魅力的な居酒屋もある。
暑い中を歩いたので、どこかに入りたくなる。
だが、今日のテーマは子安。
グッと我慢して、Uターンする。
再び、地下道の入り口近くまで戻る。
幾つか開いている店は有るのだが、どれにするか迷う。
とりあえず、最初に見かけた立ち飲み屋に入って考えよう。

「立ち飲み倶楽部 蔵」という名前だ。
入り口は、開けっ放し。
暖簾をくぐって、店に入る。
先客は2人。
右手にカウンターがあり、その中に年配の女性が1人。
喉が渇いたので、とりあえずビール
壁の品書きを見ると、瓶ビールは大が350円。
中が320円。
当然、大だ。
「ビールは何にします?」と訊かれる。
「キリン、サッポロ・・・・・・」と来たので、サッポロ。
これは、条件反射みたいなもんだ。
どこで呑むか聞かれたので、「あそこ」と左手の壁際のカウンターを指差す。
テレビがあるので、ゆったりと観ることの出来る場所を選んだ。
ビールとグラスは、おばちゃんが持ってきてくれる。
そこで、キャッシュ・オン・デリバリー。

あらためて、壁の品書きを見る。
飲み物は、ホッピーも有る。
350円。
他に日本酒も、焼酎も、ワインも有る。
グラスで200円。
立ち飲みで、ワインは珍しいかもしれない。

つまみの品書きは、見当たらない。
注文をするカウンターの所には、缶詰や袋物。
立ち飲みの定番だ。
良く見ると、カウンターの入口近くには、食品ケースがある。
近寄ってみる。
中には、つまみの小鉢がぎっしり。
ケースには、モツ煮込み(300円)の張り紙あり。
他に、もう一品書いてあった。
しかしケースの中には、もっといろんな種類がある。
とりあえず、牛肉のたたきを頼む。
やはり私の飲んでいるカウンターまで、持ってきてくれた。
代金300円を払う。

今までいたお客さんが帰り、新たなお客さんが入ってくる。
ホッピーを頼んでいる。
多量の氷入りだ。
次に入ってきた客も、ホッピー。
やはり、氷入り。
特に、氷を入れるだの入れないだのと言うやり取りは、無い。
これが、定番なんだろう。

つまみが牛肉のたたきなので、ちょっとホッピーにもそそられる。
ワインも、良いかもしれない。
だが、瓶ビール一本で、結構出来上がってしまった。
さくっと飲むのが、立ち飲み。
今日は、これで帰ろう。

計650円

家に帰ってから、気になり、大口1番街について調べる。
すると、なんとあの「居酒屋礼賛」に、記事があるではないか。
しかも、その時の店が「立ち飲み倶楽部 蔵」だ。
自分じゃあ、適当に歩いてるつもりだったのに。
とんだ、孫悟空であった。


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